我が家にホフマンのグランドピアノが来て、もうすぐ1年になります。
先日、2回目の調律を終えました♪
ヨーロッパ製の輸入ピアノは、国産と比べて湿度や気温の違いから「管理が大変」と言われることもあります。
実際のところどうだったのか?
購入してから1年間の使用感や調整の様子、不具合の有無などを振り返りつつ、「ぶっちゃけ、ホフマンのグランドピアノを買ってよかったのか?」を、正直に記録していきます!

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アガサ
このブログの運営者及び管理人
3歳からピアノを始め、クラシック音楽歴は30年以上。結婚・出産を経て育児の合間にピアノを再開し、念願のグランドピアノも迎えました。
現在はピアノ教室向けのグラフィックデザイナーとして、全国の先生方をサポートしています。
ピアノとクラシックをこよなく愛する主婦が、音楽やピアノにまつわる情報を気ままに発信中です♪
- 輸入グランドピアノの購入を検討している方
- W.HOFFMANN(ホフマン)ピアノの使用感が気になる方
- 購入後の不具合やメンテナンスについて実体験を知りたい方
グランドピアノの不調と懸念点

我が家で使っているグランドピアノは、チェコ製の W.HOFFMANN(ホフマン)。

輸入ピアノに限らず、国産ピアノでも「新しい環境に慣れるまでに2〜3年かかる」と言われています。
部屋の湿度や気温の影響で音の変化も大きく、環境に馴染むまでは音が安定しなかったり、一部の鍵盤に不調が出たりすることもあります。
この1年のあいだに実際にあった、いくつかの気になる点をご紹介します。
残音が残る現象が発生
数ヶ月前から、決まった3つの音に「残音(音が鳴り続けてしまう)」が発生しました。

該当するのは、上記の画像のバツの部分。「ド・ド♯・レ」の3音です。
ペダルを使っていない状態でも、鍵盤をスタッカートで押すと「ボーン……」と音が残ってしまうのです。
練習でも頻繁に使う音だったため非常に気になり、早めに調律をお願いしたいと思っていました。
ただ、家族全員で体調を崩してしまったり、身内の不幸が重なったりしてしまい、なかなかタイミングが取れず……
結局、そのまま娘のピアノコンクール当日を迎えることになってしまいました。
もはや“残音ありき”で弾くのが当たり前の状態に(泣)
娘も集中しにくかったようで、申し訳なかったです。
「これは調律で治るのか…?」と心配でしたが、結果的にはすぐに改善されました!
原因は、やはりダンパーの不具合。
ダンパーが弦をきちんと押さえきれていなかったことで、音が伸びてしまっていたとのことです。
アップライトピアノではほとんど経験のなかった現象だったので驚きましたが、調律師さん曰く「よくあること」だそうで、特別な修理も必要なく簡単に調整できるとのこと。
初期不良ではないようで、ひと安心でした。
もし今後も同じ症状が続くようであれば、また調整の相談をしてみようと思っています♪
音の狂いが気になる
これはピアノの構造上、ある程度は仕方のないことですが……
前回の調律からそれほど日が経っていない段階で、音の狂いが少し気になるようになっていました。
特に、高音部のズレが目立っていた印象です。
ホフマン特有の「キラキラした音色」も、気づけば少し鈍くなっていました。
調律師さんによると、やはり時間の経過とともに高音の輝きは自然と失われていくそうです。
ただし、調律をすればその音色は戻ります!
実際に今回の調律後は、キラキラとした澄んだ音がしっかり復活していました(^^)
「音の狂い」は避けられない現象なので、もし気になったら早めに調律をお願いするのが一番です。
エアコン下にピアノを置く影響

実は我が家では、グランドピアノをエアコンの下に設置しています。
真下ではないのですが、風がピアノの内部に入り込む状態です。
ネット上では「エアコンの下はNG」とよく見かけるので、当初から少し不安でした。
主な理由は、以下のようなもの。
- 結露による水滴が落ちる可能性
- ピアノの劣化につながる
- 音が狂いやすくなる
購入時に設置場所の写真や間取り図を見てもらい、「真下でなければ大丈夫」と言われていたので、そのまま設置。
しかし搬入後の初回調律時には、こんなアドバイスが。
調律師Aさんピアノの内部に風が少し当たっているようです。
輸入ピアノは繊細なので、サーキュレーターなどで風向きを変えたほうがいいですよ。
その日は猛暑だったためエアコンを止めるわけにもいかず……
とりあえず小型の扇風機で吹き出し口に風を当てるなど、試行錯誤してみました。
が、これがなかなかうまくいかず、ただ時間だけが過ぎていく(笑)
後日、「サーキュレーター買います」とお伝えして、ひとまずそのまま調律をしてもらいました。
「設置時に問題ないって言ってたのに、微風が内部に当たるだけでもだめなの!?」と、少し戸惑ってしまったのが本音です…。
その後、2回目の調律では別の調律師さん(輸入ピアノ専門で、コンサートの調律もされている方)が来てくださり、同じ件について尋ねてみたところ……



誤解を与えてしまう言い方だったと思います。
風そのものは問題ありません。重要なのは温度の急変です!
と、おっしゃっていました。
思わず「ええー!?」と叫んでしまいました(笑)
つまり、「風を一切受けないようにする」ことは現実的ではなく、本当に気をつけるべきなのは「急激な温度の上下」だということ。
我が家では愛犬のために室温を一定に保っているので、急変のリスクは少ないとのことで安心しました。
もちろん、最初の調律師さんの言葉にも一理あると思うので、今後もピアノの内部に当たらないような風向きにするなど、対策します!
グランドピアノ購入してこれまでの良かった点


グランドピアノを購入して1年。
振り返ってみると、「本当に買ってよかったな」としみじみ感じることがたくさんあります。
これから何十年と付き合っていく中で、もっとたくさんの魅力に気づいていくのだと思いますが……今回は、現時点で実感している「グランドピアノの良さ」を記録としてまとめておきます♪
圧倒的に音が良い!
やっぱり、なんといっても今まで使っていたアップライトとは音の響きの豊かさが違います!
グランドピアノは、ピアノ全体が共鳴体となる構造なので、低音から高音までバランス良く、深く広がる音色を感じられます。
アップライトピアノだと、音が壁に向かって抜けていく印象がありますが、グランドでは響板からダイレクトに響いてくる音を自分の耳で聴きながら演奏できます。
この環境で日々弾いていると、「このタッチだと、どんな音になるかな?」と、音の変化を探る楽しみがどんどん増えていきます。
娘も私も、自然と練習が楽しくなり、創造力や表現意欲が高まっているのを感じます。
毎日の練習後には思わず、



今日も綺麗な音色をありがとう〜!
と声をかけながら、鍵盤を拭いてしまうほど(笑)
日ごとに愛着も増し、「今日はあまり響かないな」「今日はすごく鳴ってる!」と、微細な音色の変化にも敏感になりました。
こういった感覚は、まさにグランドピアノならではだと思います。
誤魔化しが効かないから、演奏が丁寧に
グランドピアノで練習するようになってから、「自分は、ちゃんと弾けてなかったんだな……」と気づくことがありました。
グランドは、タッチの違いが音にダイレクトに反映されるため、良くも悪くも“誤魔化し”が効きません。
雑に弾いたらそのまま雑な音になります。
以前の私は、ただ鍵盤を押して音が出ていれば「弾けている」と思い込んでいました。
でもグランドで同じように弾くと、びっくりするくらい音が汚く聞こえてしまって……。
それからは一音一音のタッチを見直すようになり、練習の質も大きく変化しました。
チャレンジ精神が生まれた!
グランドピアノの音色や表現力に魅せられてから、「この曲をこのピアノで弾いたらどんな風に響くかな?」と考えるようになり、挑戦するレパートリーが一気に広がりました。
以前は、好きな作曲家や曲調に偏りがちだった私も、
「あれも弾いてみたい!」
「これも表現してみたい!」
という気持ちが自然と湧いてきて、気づけば色んな作曲家にチャレンジしています。
グランドピアノの豊かで繊細な音色を最大限に活かしたくなる気持ちが、自然と音楽の幅を広げてくれたのだと思います。
まとめ


アコースティックピアノである以上、日々の管理や定期的な調律は欠かせません。
時には予期せぬ不調に悩まされることもありますし、大きな音が出ることや設置スペースの確保、そして価格面など、確かにデメリットと呼べる部分もあります。
ですが、それらをはるかに上回る魅力がグランドピアノには詰まっていると、私は心から感じています。
購入してから、後悔したことは一度もありません!
日々の中に音楽があること。
その音に真剣に耳を傾け、自分の表現を追求できること。
新しい曲や作曲家との出会いが、こんなにも人生を豊かにしてくれるとは――
グランドピアノと向き合うことで、以前よりも確実に幸福感が増したと実感しています。
これからも少しずつ、その変化や気づきを記録しながら、大切にピアノとの時間を重ねていけたらと思います。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました^^











