モインモイン!皆さんこんにちは♪
ピアノ大好き主婦のアガサです^^
ピアノを弾いている方、老若男女問わず皆さん憧れるのがグランドピアノですよね。
今回は趣味でピアノを弾いている私が、グランドピアノを購入するに至った経緯や購入してみての感想等を正直にお伝えします。
当時の私は「趣味でグランドピアノを購入しても良いのかな?」と日々悩んで、同じ状況の人がいないかな・・・とよくネットで検索していました。
同じように悩んでいる方に、ぜひお読み頂ければと思います♪
これまでのピアノ歴
私は3歳〜高校2年生頃まで、個人のピアノ教室でピアノを習っていました。
高校生になり中上級の曲を弾けるようになってきてから、自分の中で「これ以上ピアノが上手になる気がしない」と思うようになってきました。
そして高校卒業後は音楽の道に進むことはなく、ピアノとはしばらく離れて生活をしていましたが、たまに実家に帰った時に弾く程度で、年々弾く回数は減っていき20代前半は全くピアノにも触れることはなくなっていったのです。
そして結婚、出産、マイホーム購入等・・・人生の大きなイベントがあり、落ち着いてきた頃、ピアノを本格的に再開しようと決意します。
ピアノが好きだなぁと思う気持ちはずっとありましたが、娘がピアノを習い始めたタイミングで私もちゃんと練習をしよう!と決心したからです。
そして約1年かけて大曲、ショパンのスケルツォ2番をなんとか仕上げました!
大好きな曲を最後まで弾けるようになった、ということが自信になりますますピアノ熱が上がっていき、毎日色々な曲を弾いていました。
しかしピアノを弾くたびに、アップライトピアノの限界を感じるように・・・。
具体的な話になりますが、ラフマニノフの「鐘」という曲を練習していた時に、もっと壮大さを表現したい!と強く感じることがありました。
ショパンの「華麗なる大演舞曲」では連打が思うように弾けない・・・と思うことも。
(技術的な問題もあるかと思います・・・苦笑)
もしグランドピアノがあれば、よりピアノを楽しめるだろうな・・・と毎日思うようになったのです。
購入を決断した私の思い
上述したように、日々グランドピアノに憧れを抱きながら毎日を過ごしていましたが、ふと自分の「人生」についても改めて考えました。
少し話が逸れてしまいますが・・・、私は20代で最愛の母を亡くしました。
母が亡くなってすぐは、「まだまだ親孝行もしていないし、まだまだ話したいことも一緒にやりたいこともたくさんあったのに、私は何もしてあげられなかった」と後悔ばかり。
この経験から、私は「人生」について以前より深く考えるようになったのです。
何歳まで生きられるかわからないけれど、「もう少しで自分の人生が終わる」という時に、私は後悔はできるだけ少なく逝きたい、と思ったのです。
人生は1度きり。
自分が好きなものを突き詰めても、誰にも責める権利はないはず!
「ただの趣味でグランドピアノ?」って笑われるかもしれないけど、もうそんなの関係ない!と、急に気持ちがスッと切り替わったんですね。(笑)
「人生1度きりだし、後悔のないように生きたい」
この思いが、グランドピアノ購入の最大の後押しとなりました。
そして子供たちのために、という思いももちろんあります!
娘は楽しくピアノを習っており今後も本人が嫌がらない限りは続けて欲しいな・・・という願いもありましたし、息子も4歳になったらピアノを習い始める予定でした。
子供達には本物のいい音で練習をすることで、表現力をつけて音楽性をより豊かにしてあげたいという思いも強くあったので、こういった事から、幼き頃からの夢であったグランドピアノの購入を、本格的に検討し始めたのです。
グランドピアノの下調べと試弾巡り
下調べをしてその後、試弾に行くという流れなのですが、先に私が購入したグランドピアノのご紹介を!
YAMAHAでもKAWAIでもなく・・・、W.HOFFMANN(ホフマン)のT161というピアノです!
W.HOFFMANNとは?
世界3大ピアノの1つであるベヒシュタインの子会社、ベヒシュタインヨーロッパで製造している。ベヒシュタインのセカンドブランドです。
このピアノに出会うまでの道のりを辿っていきます♪
下調べ
前向きに購入を検討し出してから、ネットで下調べを行い各メーカーの型の違いや値段など毎日調べる日々がしばらく続きました。
新品でも中古でも特にこだわりは無く、国産か輸入かということも特に決めていませんでしたが、一つだけ心に決めていたことがあります。
「妥協せずに好きなタッチや音色のピアノを選びたい」ということです。
予算は漠然と¥3,500,000以下!と考えていました。(安ければ尚の事よしです、もちろん!)
そして欲しいグランドピアノの目星をある程度つけたのですが、それが以下の3つです。
- YAMAHA C3X
- YAMAHA C3X espressivo
- ボストンピアノ
C3XはYAMAHAのグランドピアノの中でも1番人気だそうで、まず候補に入れました。
C3X espressivoは、C3Xの上位互換のようなピアノだそうでとても気になっていて実はこの時期より更に1年前に試弾していて、とても豊かな音色で魅力的だったことをを覚えており、「また試弾したい!」と思っていたんです♪
ボストンピアノは、みなさんご存知スタインウェイのセカンドブランドでカワイが作っているものです。
重厚感のある音色に魅力を感じ、「1度試弾してみたいな〜」という思いがありました。
いよいよ試弾巡り
そんなある日、我が家のアップライトピアノの調律時お世話になっている調律師さんに「グランドピアノの購入を前向きに検討してるんです」と会話の流れでお伝えしました。
数日後、その調律師さんが在籍している楽器店から連絡が来たのです。
ぜひグランドピアノの試弾に来ませんか!?
せっかくだし行かせてもらおう!ということになり、家族で楽器屋へ試弾に行くことに。
その時、試弾したピアノは、
- ベヒシュタイン(新品 A175)
- カワイ(中古)
- ホフマン(新品 T161)
- ヤマハ(中古)
この計4台でした。
この中では、もちろん断トツでベヒシュタインが良い音色でした。
さすが世界3大ピアノのひとつなだけあるなぁ、と唸りました(笑)
温かみのある音色、心地よいタッチの感触、音の豊かさ!
全てにおいて最高や〜!
そして、ここで私は意外にも全然ノーマークだったホフマンというメーカーを知り、このピアノがなんとなく気になる存在になっていくんですね♪(青春ストーリー?)
ホフマンは高音部のキラキラ音が好み!タッチが軽くて弾きやすい!
音がコントロールしやすい!
しかし、この時点ではあくまでも検討段階なので保留ということで帰宅。
そしてずっと気になっていたボストンピアノの試弾に行くことを決意し、県外の楽器店へ向かいました!
そちらのお店では、
- ホフマン(新品 T177)
- ボストン(新品 GP178)
- ヤマハ(恐らく中古だったはず)
- おまけでスタインウェイ(A188)
コチラも計4台試弾しました。
初めて弾くボストンの感想は、とても簡単に言うと
中低音部の響きがとても豊か!
タッチは重め!良い響き!
重厚感があって迫力のある音色にとても驚きました!
ホフマンのようにキラキラな音が出るピアノも好きでしたが、ボストンの音色も好みでとても気に入ったのです。
そしてホフマン。
前回、地元の楽器店で試弾したホフマンより1サイズ大きいものでしたが・・・
高音部キラキラ!やっぱり弾きやすい!
と、気になる存在だったホフマンのグランドピアノに対して「好き」という感情にまで達してしまったんですね♪(青春ストーリー?)
温かみがある音色なのに透明感がある音色!弾きやすい軽いタッチ感!
ホフマンのグランドピアノもやはり私の好みだ!と、ここで認識しました。
完全に余談ですが、ご好意でスタインウェイのグランドピアノ試弾させていただき、素人ながら世界中のピアニストがスタインウェイを選ぶ理由がなんとなく分かりました。
圧倒的、勝者感!
滑らかなタッチはとても弾きやすく、音の深みが凄く感無量でした♪
そして、後日。
下調べの際に気になっていたヤマハのC3X espressivoを久しぶりに試弾するためにYAMAHAへ。
そして以前、とても感動したespressivoを試弾したんですが、以前感じたような感動が何故か無かったんです。
そのピアノの状態にもよると思いますが、タッチがとても重く感じて弾きにくく感じました。
ここで頭に蘇ってくるんです。ホフマンが!(青春ストーリー?)
この時、ほぼ自分の中でホフマンかボストンにしよう!と決めました。
家族にももちろん相談しましたが、夫はホフマンの音色が好きなようでホフマン推しでした(笑)
ここで私が悩んでいた点は以下の通り。
- ホフマン(T161)よりボストン(GP178)の方が、¥200,000お値段が安い
- ボストンは調律師さんが地元にいない為、県外から出張してもらう必要がある
- ホフマンは輸入ピアノなので管理が大変そう
といった感じで、どちらも好きな音色だったのでなかなか決めきれませんでした。
遂に購入!〜念願のグランドピアノ搬入
高い買い物ですし、我が家の大切なパートナーとなるピアノなのでやはり慎重に決めなくては・・・と思っていた時、地元の楽器店からまた連絡が!
とても状態の良いホフマンのグランドピアノ(T161)が中古で入りました!
店頭に出す前にぜひアガサさんに試弾して欲しいです!
去年とあるオーナー様が新品でホフマンのグランドピアノを購入したそうですが、事情があり1年ほどで手放すことになったそうなんです。
グランドピアノの長い寿命から考えると、もうほぼ新品です!
早速、楽器店へお邪魔して試弾♪
ここでビビビ!!!ときました。
楽器店で展示されていたホフマンよりも遥かに好みのタッチ、音色、響き!
輸入ピアノに対する不安もありましたが、その点は社長さんや調律師さんが丁寧に説明してくださり湿度管理を徹底すればほぼ問題ないとのことで安心しました。
やはりピアノが部屋に馴染むまで音は狂いやすくなるとのことでしたが、それは承知の上です!
輸入ピアノのアフターケアについてもその楽器店がベヒシュタインの正規代理店だったので、何かあればすぐに連絡できる、ということも安心材料の一つでした。
娘は、今まで試弾してきた中で「1番このピアノが弾きやすい!」とのこと♪
これは「購入するしかない!」と、その場で契約しました。
そして2週間後、無事に搬入が終わり、夢にまで見たグランドピアノが我が家にやってきたのです。
購入して今までの感想!後悔は・・・?
搬入して、早くも約半年経ちました。
湿度管理に関しては、新しい空気清浄機(除湿・加湿機能付き)を購入して大体40〜60%に設定しています。
私たちも湿度調整のおかげで快適に過ごせるようになったので、一石二鳥です♪
グランドピアノ購入して、正直とても良かったです!後悔したことは全くありません。
ホフマンのグランドピアノを購入してから、毎日欠かさず弾いています。
弾いていると「心から幸せだなぁ」と、常々思うのです。
豊かで温かみのある音色や伸びやかで心地よい響き、軽やかで弾きやすいタッチ、全てを感じるたびに幸福度が増している、そんな気がします。
娘もモチベーションがアップして練習量が以前より増え、何より表現力が、かなり上がりました!
アップライトピアノでは思うように出来なかったものが、グランドピアノではそれが叶うみたいです。
私はきっと一生このピアノを弾いていくと思うし、娘も息子もこのピアノと一緒に成長していく。
幼い頃からの夢が叶って、感無量です♪
まとめ
グランドピアノを購入するに至った経緯は、端的に言うと私がグランドピアノが欲しかった!ということ。
そして子供達にもグランドピアノで本物の音色を感じてほしい、という願いからです。
もし子供達がピアノを辞めてしまったら?と思われる方もいるかもしれません。
その場合は、気が向いた時にまた弾いてくれれば良いし弾かなくても良いです。
私が一生弾き続けるからです♪
高い買い物ですし大富豪でも無いので、下調べからかなりの時間をかけ慎重に選びましたが「人生1度きりなので後悔しない生き方をしたい」と改めて強く思い、購入しました。
趣味でグランドピアノなんて・・・と言う方もいるかもしれません。
でも正直、それの何がいけないのかな?と今は思います。
趣味だからこそ、より人生を豊かにするためにグランドピアノという最高の楽器を手に入れる。
もちろん安いものではありませんし、居住環境や家族の有無、色々な条件が揃わないと購入できませんが、もし購入できる条件が揃っているのであれば、本当にオススメしたいです!
上を見ればキリがありませんが、今は様々なメーカーのグランドピアノを購入できますし試弾もできます!
予算に応じてできる範囲で理想の1台を見つけるのも、とても幸せで充実した時間でした。
そして時間が掛かっても良いので、納得するまでとことん試弾に行ってみてください!
そして理想のグランドピアノと出会えたら、きっと人生がより輝き、豊かになるはずです^^
長くなってしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございました♪