今回は、趣味でピアノを楽しんでいる私が、実際にグランドピアノを購入するまでの経緯や、購入後のリアルな感想を正直にお伝えします。
ピアノを弾いている方なら、年齢や性別を問わず一度は憧れるのが「グランドピアノ」ではないでしょうか。
当時の私は「趣味でグランドピアノを買ってもいいのかな?」と悩みながら、同じような状況の方の体験談をネットで探し回っていました。
この記事が、同じように迷っている方のヒントや後押しになれば嬉しいです♪
この記事を書いている人

アガサ
このブログの運営者及び管理人
3歳からピアノを始め、クラシック音楽歴は30年以上。結婚・出産を経て育児の合間にピアノを再開し、念願のグランドピアノも迎えました。
現在はピアノ教室向けのグラフィックデザイナーとして、全国の先生方をサポートしています。
ピアノとクラシックをこよなく愛する主婦が、音楽やピアノにまつわる情報を気ままに発信中です♪
この記事の内容はYouTubeでもお話ししています!
動画でサクッと見たい方はこちらからどうぞ
- 趣味でピアノを続けていて、グランドピアノの購入を検討している方
- 大人になってピアノを再開したけれど、もっと良い環境で弾きたいと思っている方
- グランドピアノ購入にまつわるリアルな体験談を知りたい方
これまでのピアノ歴

私は3歳から高校2年生頃まで、個人のピアノ教室に通いながらピアノを習っていました。
結婚・出産・マイホーム購入といった人生の節目を経て、ようやく生活が落ち着いてきた頃、「もう一度ちゃんとピアノに向き合いたい」と思うようになりました。
「やっぱりピアノが好き」という気持ちはずっと心にあり、娘がピアノを習い始めたのをきっかけに、「私も再び練習しよう!」と決意。
そこから本格的に再開し、約1年かけて憧れだったショパンの《スケルツォ第2番》をなんとか弾き切ることができました。

大好きな曲を最後まで弾けたことが大きな自信となり、ますますピアノ熱が高まり、毎日いろいろな曲に取り組むようになりました。
しかし、ピアノを弾けば弾くほど、アップライトピアノでは表現に限界を感じるように……。
たとえばラフマニノフの《鐘》を練習していたとき、「もっとこの壮大な響きを再現したい!」という強い思いが湧き上がりました。
また、ショパンの《華麗なる大円舞曲》では、連打がうまく弾けず「やっぱり限界があるな……」と感じたことも(もちろん、技術的な問題もあるとは思いますが!苦笑)。
「もしグランドピアノがあれば、もっと自由に、もっと楽しく表現できるかもしれない」――そんな思いが、日を追うごとに大きくなっていきました。
購入を決断した私の思い

上述のように、毎日グランドピアノへの憧れを抱きながら過ごしていましたが、ふと自分の「人生」についても改めて深く考えるようになりました。
少し話が逸れますが、私は20代のときに最愛の母を亡くしました。
母が亡くなった直後は、「まだまだ親孝行もできていなかったし、一緒に話したりやりたいこともたくさんあったのに、私は何もしてあげられなかった」という後悔ばかりが頭をよぎりました。
この経験を通じて、以前より「人生」について考える時間が増えたのです。
「人生1度きりだし、後悔のないように生きたい」
この思いが、グランドピアノ購入の最大の後押しとなりました。
もちろん、子どもたちのことも大きな理由です。
娘は楽しくピアノを習っており、本人が嫌がらない限りは続けてほしいと願っています。
息子も4歳になったらピアノを習い始める予定です。
子どもたちには、本物の良い音で練習し、表現力や音楽性を豊かに育んでほしいという思いも強くありました。
こうした気持ちから、幼い頃からの夢でもあったグランドピアノの購入を本格的に検討し始めたのです。
グランドピアノ選定の旅

いよいよ試弾に出かける前に、まずは私が最終的に購入したグランドピアノをご紹介します!
YAMAHAでもKAWAIでもなく、選んだのは・・・W.HOFFMANN(ホフマン)のT161というモデルです。

このピアノに出会い、心惹かれていった道のりをこれから詳しく辿っていきます♪

下調べ

前向きに購入を検討し始めてからは、毎日のようにネットで各メーカーの型や価格の違いを調べる日々が続きました。
新品でも中古でも特にこだわりはなく、国産か輸入かも決めていませんでしたが、一つだけ心に決めていたことがあります。
それは「妥協せず、自分の好きなタッチや音色のピアノを選びたい」ということです。
予算は漠然と「¥3,500,000以下」と考えていました。(もちろん、安ければなお良しです!)
そして、欲しいグランドピアノの目星をある程度つけました。それが以下の3つです。
- YAMAHA C3X
- YAMAHA C3X espressivo
- ボストン
C3Xは、YAMAHAのグランドピアノの中で最も人気があるモデルで、まず候補に入れました。
C3X espressivoは、C3Xの上位互換のようなピアノで、実はこの購入検討時よりさらに1年前に試弾したことがありました。
豊かで魅力的な音色が印象的で、「またぜひ試弾したい!」と思っていました。
ボストンピアノは、みなさんご存知のスタインウェイのセカンドブランドで、カワイが製造しています。
重厚感のある音色に惹かれ、「一度試弾してみたい」と強く思っていました。
いよいよ試弾巡りスタート!

そんなある日、我が家のアップライトピアノの調律でお世話になっている調律師さんに「グランドピアノの購入を前向きに検討してるんです」と会話の流れでお伝えしました。
数日後、その調律師さんが在籍している楽器店から連絡が来たのです。
楽器店のAさんぜひ、グランドピアノの試弾に来ませんか?
「せっかくだし行かせてもらおう!」ということになり、家族で楽器屋へ試弾に行くことに。
その時、試弾したピアノは、
- ベヒシュタイン(新品 A175)
- カワイ(中古)
- ホフマン(新品 T161)
- ヤマハ(中古)
この、計4台でした。
この中では、もちろん断トツでベヒシュタインが良い音色でした!
さすが世界3大ピアノのひとつなだけあるなぁ、と唸りました(笑)



かみのある音色、心地よいタッチの感触、音の豊かさ!
全てにおいて最高〜!
そして、ここで私は意外にも全然ノーマークだったホフマンというメーカーを知り、このピアノがなんとなく気になる存在になっていくんですね♪(青春ストーリー?)



ホフマンは高音部のキラキラ音が好み!タッチが軽くて弾きやすい!
音がコントロールしやすい!
しかし、この時点ではあくまでも検討段階なので保留ということで帰宅しました。
県外での試弾と悩みのはじまり


そして、ずっと気になっていたボストンピアノの試弾に行くことを決意し、県外の楽器店へ向かいました!
そちらのお店では、
- ホフマン(新品 T177)
- ボストン(新品 GP178)
- ヤマハ(恐らく中古だったはず)
- おまけでスタインウェイ(A188)
コチラも、計4台試弾しました。
初めて弾くボストンの感想は、とても簡単に言うと



中低音部の響きがとても豊か!
タッチは重め!良い響き!
重厚感があって迫力のある音色にとても驚きました!
ホフマンのようにキラキラな音が出るピアノも好きでしたが、ボストンの音色も好みでとても気に入ったのです。
そしてホフマン。
前回、地元の楽器店で試弾したホフマンより1サイズ大きいものでしたが・・・



高音部キラキラ!やっぱり弾きやすい!
と、気になる存在だったホフマンのグランドピアノに対して「好き」という感情にまで達してしまったんですね♪(青春ストーリー再び?)
温かみがある音色なのに透明感がある音色!弾きやすい軽いタッチ感!
ホフマンのグランドピアノもやはり私の好みだ!と、ここで認識しました。



完全に余談ですが、ご好意でスタインウェイのグランドピアノ試弾させていただき、素人ながら世界中のピアニストがスタインウェイを選ぶ理由がなんとなく分かりました。
圧倒的、勝者感!
滑らかなタッチはとても弾きやすく、音の深みが凄く感無量でした♪
最終候補の絞り込みと悩み


そして、後日。
下調べの際に気になっていた、ヤマハのC3X espressivoを久しぶりに試弾するためにYAMAHAへ。
そして以前、とても感動したespressivoを試弾したんですが、以前感じたような感動が何故か無かったんです。
そのピアノの状態にもよると思いますが、タッチがとても重く感じて弾きにくく感じました。
ここで頭に蘇ってくるんです。ホフマンが!(青春ストーリー再びの再び?)
この時、ほぼ自分の中でホフマンかボストンにしよう!と決めました。
家族にももちろん相談しましたが、夫はホフマンの音色が好きなようでホフマン推しでした(笑)



ホフマン大好き〜!
ここで、私が悩んでいた点は以下の通り。
- ホフマン(T161)よりボストン(GP178)の方が、¥200,000お値段が安い
- ボストンは調律師さんが地元にいない為、県外から出張してもらう必要がある
- ホフマンは輸入ピアノなので管理が大変そう
といった感じで、どちらも好きな音色だったのでなかなか決めきれませんでした。
遂に購入!


高い買い物ですし、我が家の大切なパートナーとなるピアノなのでやはり慎重に決めなくては・・・と思っていた時、地元の楽器店からまた連絡が!



とても状態の良いホフマンのグランドピアノ(T161)が中古で入りました!
店頭に出す前に、ぜひアガサさんに試弾して欲しいです!
去年とあるオーナー様が新品でホフマンのグランドピアノを購入したそうですが、事情があり1年ほどで手放すことになったそうなんです。
グランドピアノの長い寿命から考えると、もうほぼ新品です!
早速、楽器店へお邪魔して試弾♪ここでビビビ!!!ときました。
楽器店で展示されていて最初に試弾したホフマンよりも、遥かに好みのタッチ、音色、響き!
輸入ピアノに対する不安もありましたが、その点は社長さんや調律師さんが丁寧に説明してくださり湿度管理を徹底すればほぼ問題ないとのことで安心しました。
やはりピアノが部屋に馴染むまで音は狂いやすくなるとのことでしたが、それは承知の上です!
輸入ピアノのアフターケアについてもその楽器店がベヒシュタインの正規代理店だったので、何かあればすぐに連絡できる、ということも安心材料の一つでした。
娘は、今まで試弾してきた中で「1番このピアノが弾きやすい!」とのこと♪
これは「購入するしかない!」と、その場で契約しました。
そして2週間後、無事に搬入が終わり、夢にまで見たグランドピアノが我が家にやってきたのです。


購入してからの感想と後悔は…?


グランドピアノを搬入してから、早くも約半年が経ちました。
湿度管理には、新しく購入した空気清浄機(除湿・加湿機能付き)を活用し、だいたい40〜60%に設定しています。



おかげで私たち自身も快適に過ごせるようになり、一石二鳥です♪
正直に言って、グランドピアノを購入して本当に良かったと感じています!後悔は一切ありません。
ホフマンのグランドピアノは、毎日欠かさず弾いています。
弾くたびに「心から幸せだなぁ」としみじみ思うのです。
豊かで温かみのある音色、伸びやかで心地よい響き、軽やかで弾きやすいタッチ──それらを感じるたびに、幸福感が増している気がします。
娘もモチベーションが高まり、以前より練習量が増えました。
何より表現力が格段に向上し、アップライトピアノでは思い通りにできなかったことが、グランドピアノでは実現できているようです。
私自身、きっと一生このピアノを弾き続けるだろうし、娘や息子もこのピアノと共に成長していくでしょう。
幼い頃からの夢が叶い、感無量です♪
まとめ


グランドピアノを購入するに至った経緯を端的に言うと、「私がどうしてもグランドピアノが欲しかった」ということ、そして「子どもたちにも本物の音色を感じてほしい」という願いからです。
「もし子どもたちがピアノを辞めてしまったら?」という心配をされる方もいるかもしれませんが、気が向いた時にまた弾いてくれればいいし、弾かなくても大丈夫!私が一生弾き続けるからです(^^)
高価な買い物なので、私は下調べにかなりの時間をかけ、慎重に選びました。
でも、「人生は一度きり。後悔しない生き方をしたい」という気持ちが後押しとなり、購入を決めました。
趣味でグランドピアノを持つことを批判する声もあるかもしれませんが、私は「それの何が悪いの?」と思います。
趣味だからこそ、人生を豊かにするために最高の楽器を手に入れる価値があると感じています。
もちろん簡単に購入できるものではありません。
居住環境や家族構成など、さまざまな条件が揃うことが必要です。でも、もしその条件が整っているなら、心からおすすめしたいです。
上を見ればキリがありませんが、今は様々なメーカーのグランドピアノがあり、試弾も気軽にできます。
予算に応じて、できる範囲で理想の一台を見つける時間は、何よりも幸せで充実した時間になるでしょう。
時間がかかってもいいので、納得いくまでとことん試弾に行ってみてください。
そして理想のグランドピアノと出会えたら、きっとあなたの人生もより輝き、豊かになるはずです^^
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました♪













