子どもの習い事で昔から根強い人気を誇るのが「ピアノ」です。
男女問わず、幅広い世代の親御さんがまず候補に挙げる定番の習い事ですよね。
ところが、教育関連の調査や複数の習い事ランキングによると、近年ピアノの人気は徐々に順位を下げている傾向が見られます。
その理由のひとつに、「習わせるには費用や時間がかかる割に、実生活で役立っている実感が薄い」という声が増えていることが挙げられます。
でも、本当にピアノを習うことは無駄なのでしょうか?
今回はそんな疑問に答えつつ、ピアノが子どもにもたらす多くの魅力や効果について、いろいろな視点から考えてみたいと思います。
この記事を書いている人

アガサ
このブログの運営者及び管理人
3歳からピアノを始め、クラシック音楽歴は30年以上。結婚・出産を経て育児の合間にピアノを再開し、念願のグランドピアノも迎えました。
現在はピアノ教室向けのグラフィックデザイナーとして、全国の先生方をサポートしています。
ピアノとクラシックをこよなく愛する主婦が、音楽やピアノにまつわる情報を気ままに発信中です♪
- 子供にピアノを習わせるべきか悩んでいる方
- 「ピアノって実生活で役に立つの?」と疑問を感じている方
- 周囲から「ピアノは無駄」と言われて不安になっている方
ピアノは習っても意味がない?

これは、昔から賛否両論が巻き起こる話題ですよね。
個人の価値観や考え方による違いが大きい為、未だに議論されている話題でもあります。
「無駄になる派」と「無駄じゃない派」の両意見を見ていきましょう。
ピアノは無駄になる派の意見
では、まず「ピアノは無駄になる派」の意見です!
ネット上に溢れている方の意見を参考にさせていただきました。

音楽の道に進んでプロになれるほど甘い世界ではないから、子供にやらせても意味がないのでは?



毎日喧嘩しながら練習に付き合っているけど、あまり上達しないし時間とお金が無駄な気がする



自分も昔習っていたけど、特に何にも役に立たなかった



ピアノは頭が良くなると聞いたけど、実際には成績に直結しないので塾に行かす方が良い
このような意見が多かったですね。
以下にまとめてみました。
- 時間とお金の割に得られるものが少ないので、他のものに回す方が有益である
- 苦労してもなかなか上達しない
- 勉強や成績に良い影響がない
このように考えている人が多いようです。
特に多くみられた考え方は「時間をかけて弾けるようになっても生活では役に立たない」というものでした。
確かに、ピアノは簡単に弾けるようになるものではないのでそれなりの覚悟ややる気、そして時間とお金が必要です。
それに見合うだけの価値がないと判断する人が多いのも納得ですね。
ピアノは無駄じゃない派の意見
では次は反対の「ピアノは無駄じゃない派」の意見を見てみましょう!



子供の頃にピアノで集中力や記憶力が鍛えられたおかげで役に立っている



小さい頃からピアノの発表会で舞台やコンクールに出ていたので緊張に強くなったし、引っ込み思案が治った



ピアノを一生の趣味にできる



合唱コンクールで伴奏をしたときにクラスみんなから、かっこいい!と言われたのが嬉しくて自己肯定感が上がった
このような意見がありました。
以下にまとめます。
- ピアノのおかげで集中力や記憶力の向上ができた
- 周りから褒めてもらえることで自己肯定感が上がる
- 一生の趣味にすることができる
「ピアノは無駄になる派」とは対照的に、ピアノは役に立つ!と考えている人もたくさんいました。
勉強や成績などに直接的な影響はなくても、ピアノをやっていると内面での変化が得られるといった意見のようです。
この意見にも深く納得しました。
ピアノを習うと得られる効果4つ


ではそれぞれの意見を踏まえた上で、子供にピアノを習わせることでどのような効果が得られるのか具体的にみていきましょう♪
- 忍耐力や集中力、記憶力を養うことができる
- 音楽の基礎知識を持てる
- 趣味や特技を持つことができる
- 人前で弾くことで緊張に強くなる
忍耐力や集中力、記憶力を養うことができる
当たり前のことですが、ピアノは練習をしないと弾けるようにはなりません。
毎日、時間を確保して練習を繰り返していくことで集中することに子供がだんだん慣れてきます。
そしてうまく弾けない時や挫折しそうになった時でも、諦めずにやり遂げる成功体験を繰り返していくうちに忍耐力も同時に鍛えられますよね。
さらに、楽譜を暗譜することで記憶力向上も見込めます!
音楽の基礎知識を持てる
基本的な楽譜の読み方をピアノでは習うので、学校の音楽の授業は楽に取り組むことができます。
楽譜を見てすぐに歌うことができるようになったり、音程を合わせて歌を歌えるようになることもあります。
趣味や特技を持つことができる
ピアノを習っていると、ピアノが趣味であり特技にもすることができます。
音楽の道に進まなくても大人になってから、ピアノを再開することもできるので一生の趣味や特技としてピアノと付き合っていくことができるのです。
人前で弾くことで緊張に強くなる
たくさんのお客様の前で、曲を演奏するということはとても緊張しますが、ピアノの発表会では舞台の上で一人でピアノの演奏をすることになります。
多くの教室では1年に1回発表会が催されるので、少なくとも1年に1回は人前で演奏する機会があるということです。
このような体験を幼い頃からしていると、人前に出ることに慣れてきて徐々に緊張に強くなってきます。
私にとってピアノは無駄じゃなかった理由


小さな頃から積み重ねた経験が、自信に変わった
私は3歳から高校2年生までピアノを続けていました。
振り返ってみると、上手に弾けた瞬間よりも「できなかった曲が、何日も練習して弾けるようになった」経験の方が、今の私を支えてくれているように思います。
特に思い出深いのは、小学校高学年の発表会で難しいショパンのワルツに挑戦した時のこと。
最初は全然弾けず、毎日の練習が苦しくて仕方なかったのですが、本番を終えた時には「私、こんな難しい曲を弾けるようになったんだ」と強烈な達成感がありました。
周りの友達からも「アガサちゃん、難しい曲弾けてすごい!」とたくさん声をかけてもらえて、とても嬉しかったです。
この時感じた「努力が実る感覚」は、大人になった今も仕事や家庭で何かに挑むときの原動力になっています。
人前での発表や緊張感に慣れたのはピアノのおかげ
発表会や弾き合い会など、何度も人前に立ったことで、「緊張してもやりきる力」や「心を整える力」が自然と身につきました。
私はもともと人前に出るのが得意なほうではなかったのですが、ピアノを通じて「人前で自分を表現する経験」を重ねてきたことで、大人になってからも役立っています。
例えば、仕事でプレゼンを落ち着いて行えたり。
今でも大勢の前で話すときには緊張しますが、「あのときの発表会の方がよっぽど緊張した」と思い出すことで、冷静さを保てるんです(笑)。
さらに、どうしたら緊張しないで済むか?という自分なりの対処法を考える力も、ピアノ経験を通して身につきました。
私の中でひとつの答えが、「大抵の緊張は準備不足から来る」ということ。
だからこそピアノでは、しっかり練習して暗譜まで仕上げる。
仕事でも、事前にあらゆる質問やトラブルを予測して準備しておく。
そうやって不安を減らし、安心して本番に臨めるようにする力は、まさにピアノで学んだ大きな財産だと感じています。
大人になってからの“心の支え”に
大人になってからは趣味としてピアノを再開し、今では育児や家事の合間にピアノに触れる時間が私の癒しになっています。
「何もできない1日だったな」と感じる日でも、夜に1曲だけ好きな曲を弾くと「今日もちゃんと自分らしく過ごせた」と感じられるんです。
ピアノは、音楽の技術以上に「私自身と向き合う力」や「心の余裕」をくれた存在だと実感しています。
まとめ


ピアノを習わすことは無駄になるのかという意見や、ピアノを習うことで得られる効果などについて見てきましたが、ここまでご覧いただき皆様どのような感想をお持ちになられましたか^^?
親御さんの意見や考え方次第で、子供の可能性は何倍にも何十倍にも広がっていくと思います。
私自身にも言えることですが、意固地になりすぎずピアノだけでなく様々な事柄について柔軟に考えながら子供と共に成長していきたいと思っています。
何より1番大切なことは、我が子が楽しんで様々な刺激を受けながら成長していってくれること!
もしもお子様がピアノをやりたい!といっている場合は、ぜひ挑戦させてみてあげてほしいと思います。
過程で得られるものはたくさんあるはずです♪
最後までご覧いただきありがとうございました。











