【子供のピアノ教室・先生を変えたい】失敗しないための実践ガイド!

ピアノの先生を変えたい――そう思っても、なかなか行動に移せない人は多いのではないでしょうか。

「子供がレッスンに行きたがらない」「指導が合っていない気がする」「でも先生にはお世話になってきたし…」と、モヤモヤしながら続けているご家庭は意外と少なくありません。

この記事では、そんな悩みを抱える方のために、先生を変える判断基準や、トラブルにならない上手な伝え方、新しい教室の探し方などをわかりやすくご紹介します!

実際の経験談や、よくあるケースも交えて、できるだけ現実的・実践的な内容をまとめました。

迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

また、以下の記事は子供に「ピアノやめたい」と言われた時の対処法です。
気になる方はぜひ合わせてご覧くださいね♪

この記事を書いている人

アガサ
このブログの運営者及び管理人


3歳からピアノを始め、クラシック音楽歴は30年以上。結婚・出産を経て育児の合間にピアノを再開し、念願のグランドピアノも迎えました。
現在はピアノ教室向けのグラフィックデザイナーとして、全国の先生方をサポートしています。
ピアノとクラシックをこよなく愛する主婦が、音楽やピアノにまつわる情報を気ままに発信中です♪

この記事はこんな方にオススメ!
  • 子どもがピアノのレッスンに行きたがらない
  • 今の先生との相性に悩んでいる
  • 先生を変えたいけど、どう伝えればいいかわからない
目次

先生を変えたくなる理由とは?

「先生を変えるなんて大げさ…?」と思いがちですが、実は多くのご家庭や生徒が、一度は悩むテーマです。

ここでは、実際によくある「変えたくなる理由」を見ていきましょう。

指導法が合わない

先生によって、レッスンの進め方や教え方のスタイルはさまざま。

例えば、スパルタ式で厳しく指導する先生もいれば、自由な表現を重視するタイプの先生もいます。

子どもの性格や目的(趣味なのかコンクールを目指すのか)に合っていないと、レッスンが楽しくなくなってしまうことも。

「いつも怒られてばかりで自信をなくしている」「基礎ばかりで全然好きな曲が弾けない」など、子どもの表情や言葉に違和感を感じたら、一度立ち止まって考えるサインかもしれません。

子どもが行きたがらない

「今日はピアノ行きたくない」「なんとなく嫌」と言われるようになったら、見逃せません。

疲れているだけの日もあるかもしれませんが、継続的に嫌がるようであれば何か理由がある可能性が高いです。

子どもは大人のようにはっきり言葉にできないため、レッスン中の雰囲気や先生との相性、場合によっては他の生徒との関係性が原因になっていることもあります。

無理やり通わせ続けると、ピアノ自体が嫌いになってしまうこともあるので、まずはゆっくり話を聞いてみましょう。

先生の態度やマナーに違和感

どんなに技術や実績のある先生でも、人としてのマナーが気になるようなら、長く通い続けるのは難しいかもしれません。

たとえば、時間にルーズでたびたび遅刻してきたり、急な休みの連絡がなかったり、質問をしても高圧的に返されたり。

一度だけなら流せることも、何度も続くと信頼関係にヒビが入ります。

子どもだけでなく、保護者とのやり取りにもストレスを感じるようになったら、慎重に見直したいポイントです。

レッスン時間や費用の不満

忙しい家庭にとって、レッスンの曜日や時間の融通がきかないのは意外と大きなストレスになります。

また、「思ったよりレッスン時間が短い」「月謝は高いのに内容が薄い」など、コストパフォーマンスに不満を感じるケースもよくあります。

他の教室や先生と比較したときに、「もっと良い条件があるかも?」と思ってしまうと、それがモチベーションの低下につながることも。

納得して続けられる環境であるかどうか、改めてチェックしてみるのも一つの手です。

変えると決めたら、どう動く?

「やっぱり先生を変えたい」と思ったら、次は具体的な行動が必要になります。

とはいえ、感情的に動いてしまうとトラブルのもとにも。

冷静に状況を整理しつつ、新しい先生との出会いをじっくり探していきましょう。

まずは冷静に状況を整理する

「なんとなく合わない」「モヤモヤする」——それだけでは、後々後悔してしまうことも。

まずは、今の先生とのレッスンの何が気になるのかを紙に書き出すなどして、客観的に整理してみましょう。

たとえば、「レッスン内容が単調」「子どもが毎回落ち込んで帰ってくる」「金額に見合っていないと感じる」など、気になる点をはっきりさせることで、次に何を求めるのかも見えてきます。

また、先生の側に伝えたいことがある場合も、冷静に話せるようになります。

急いで判断せず、一呼吸おくことが大切です。

新しい先生を探す際のポイント

次の先生選びは、これまでの経験を活かすチャンスです。

「何を重視したいか?」を明確にしたうえで探しましょう。

たとえば、「子どものペースに合わせてくれる先生がいい」「コンクールにも挑戦したい」「自宅から通いやすい範囲がいい」など、条件は家庭ごとに違います。

口コミサイトやSNS、地域の音楽教室の掲示板などを活用しつつ、知り合いの紹介があれば積極的に話を聞いてみるのもおすすめです。

相性は実際に会ってみないと分からないものですが、プロフィールや実績、レッスン方針などを事前に調べておくだけでも、ミスマッチを防ぐ手助けになります。

並行して体験レッスンを受けてみる

いきなり先生を変えるのではなく、まずは体験レッスンをいくつか受けてみるのが安心です。

最近は1回だけの体験レッスンを用意している教室も多く、雰囲気や指導スタイルを実際に確認できます。

このとき大切なのは、「子どもがどう感じたか」をしっかり聞くこと。

大人の目線では「とても良さそう」と思っても、子どもが緊張していたり、話しにくいと感じていたりすることもあります。

また、今の先生とのレッスンと比べてどうだったかを話し合うことで、本人の気持ちも整理され、納得感のある選択につながります。

焦らず、いくつか比較してみるのがベストです。

現在通っている先生がコンクールなどに積極的なタイプで、地域のピアノ指導者同士のつながりが強い場合は注意が必要です!
他の先生の体験レッスンを受けていることが間接的に伝わり、気まずい思いをすることもあります。
そうした状況を避けたい場合は、いったん今の教室を辞めてから新しい先生を探す方が、角が立たず安心です。
地域の小さな教室などではあまり問題にならないことも多いですが、今後の関係性も大切にしたいなら慎重に進めましょう。

トラブルを避けるやめ方

先生を変えるときに一番気を遣うのが、「どう伝えるか」ではないでしょうか。

感情的にならず、関係が悪くならないようにするためにも、伝え方にはちょっとしたコツがあります。

以下で詳しく見ていきましょう。

感情を抑えて丁寧に伝える

「もう無理!」「合わない!」と思っても、感情をそのままぶつけるのはNG。

どんな理由があっても、これまで指導してもらったことへの感謝は忘れずに。

冷静に、誠実に伝える姿勢が大切です!

できれば対面が望ましいですが、難しい場合は電話や手紙など、丁寧な形で伝えるのがベターです。

「環境の変化」や「スケジュールの都合」といったやわらかい理由を

あえて細かい不満を並べる必要はありません。

角が立ちにくい「引っ越し」「学校のスケジュールの都合」「他の活動との兼ね合い」など、やわらかい理由を伝えるのが無難です。

本音が別にあったとしても、スムーズに関係を終えられることを優先しましょう。

アガサ

モヤモヤが残るかもしれませんが、「もう辞めるし、これ以上深く気にしてもしょうがないか!」と気持ちを切り替えていきましょう!
自分がこれからどうしたいかに集中するのが一番です。

最後にしっかりお礼を伝える

どんな理由であれ、お世話になったことに変わりはありません。

最後は「これまで本当にありがとうございました」と感謝の気持ちをしっかり伝えることで、後味の悪さを残さずに教室を離れることができます。

人間関係はどこでつながっているかわからないもの。(特にピアノ業界は)

菓子折りやちょっとしたお礼の品なども持っていって、感謝の気持ちを伝えましょう。

丁寧な終わり方は、きっと次にもつながりますよ^^

辞める時の心の持ち方

ピアノ教室を変えるとき、親御さん自身の気持ちも揺れ動きがち。

言いづらさや不安を感じるのは自然なことです。

ここでは、そんな気持ちとどう向き合い、上手にケアしながら前向きに進めるポイントをお伝えします。

「言いづらさ」は自然な感情

教室を変えるときに「どう伝えよう」「気まずくならないかな」と感じるのは、誰でも経験する自然な感情です。

特に長くお世話になった先生や地域の小さな教室の場合は、余計に伝えづらさが大きくなりがち。

でも、その気持ちを無理に抑え込まず、「そう思うのは当たり前」とまずは自分を認めてあげてください。

焦らず、自分のペースで気持ちを整理することが大切です。

子どもの成長を最優先に考える

ピアノ教室や先生を変える決断は簡単ではありませんが、最終的にはお子さんの成長や幸福のための選択です。

たとえ言いづらい気持ちがあっても、「今の環境が子どもの成長に合っていない」と感じたら、その思いを大切にしてください。

親として子どものためにベストを尽くしている証拠ですから、迷ったらそこに立ち返ることで心が少し楽になるはずです。

先生は退会に慣れているので安心して伝えよう

ピアノの先生は、生徒の退会や教室変更に慣れていることがほとんどです。

辞める決断が固まっているなら、遠慮せずに早めに先生に伝えるのが大切です。

意外と先生もスムーズな退会を望んでいることが多く、気まずさを感じる必要はあまりありません。

はっきり伝えることでお互いに次のステップに進みやすくなり、心の負担も軽くなるでしょう^^

実際の体験談

先生を変えようと思うと、不安や迷いがつきもの。

で実際に変えてみた方々のリアルな声から、ヒントが見つかるかもしれません。

ここでは、3つの体験談をご紹介します。

Aさん(小学生の保護者):「毎回泣いて行きたがらない姿に、これは違うなと」

Aさん

入会当初は楽しそうだったのに、ある頃からレッスンの前にお腹が痛いと言い出すように。次第に「先生が怖い」「怒られるのが嫌だ」と泣き出すことも増えました。
娘にしっかり話を聞いてみると「出来ていない!」と途中で叱られるけど「どうしたらいいか」を教えてくれない、とのこと。
娘の体調にまで影響していたので、先生には「他の習い事の関係で続けるのが難しい」とやんわり辞めることを伝えました。
結局その教室を辞めて、数ヶ月後にはお友達が通っていたピアノ教室に行くことになり、今は楽しんで通っています。
思い切って決断して良かったです♪

Bさん(小学生の保護者):「価値観の違いに気づいて、しっかり話し合ってから退会」

Bさん

もともと楽しく通っていたのですが、先生がコンクール志向の方で、だんだん課題の量や練習の要求が増えてきて・・・。
本人もつらそうで、親としても「音楽を好きでいてほしいのに」と悩みました。
いきなり辞めるのではなく、まずは先生に勇気を出して「コンクールは、今回は出ずに、もう少しゆったりやりたい」と相談。
でも「◯◯ちゃんの実力ならば、絶対に出た方がいい」と押し切られ、先生の思いと我が家の思いが合致していないと改めて感じたので、思い切って教室を変えることにしました。
今の教室では、コンクールは出ずに娘のペースで楽しく続けられています。

Cさん(幼稚園生の保護者):「時間にルーズで内容もバラバラ…モヤモヤが限界に」

Cさん

最初は近所で通いやすく、先生も優しそうだったので入会を決めました。
でも通っていくうちに、「今日は短めに終わりますね」「前の子が押してて…」と、レッスン時間がまちまちに。
レッスン内容も毎回ばらつきがあって、子どもが「今日は何やったか覚えてない」と言うこともしばしば。
月謝はそれなりにかかっていたので、「この内容でこの金額はどうなんだろう…」とずっと引っかかっていました。
しばらく様子を見ましたが、改善される気配はなく、別の教室を探し始めることに。
先に体験レッスンを受けて比較したうえで、先生には「家庭の都合でしばらく通えなくなりまして…」と柔らかい理由で伝えました。
本音を言えば、納得いかない気持ちもありましたが、「これも勉強」と思って、気持ちを切り替えました。
いまは少し距離は遠くなったけど、カリキュラムがしっかりした大手の音楽教室で、子どもも安心して通っています。

アガサ

先生との相性って本当に大事です!
同じ先生でも、お子さん一人一人合う合わないが違うものです。
モヤモヤを抱えたまま続けるより、思い切って環境を変える方がうまくいくことも多いみたいですよ♪

まとめ

ピアノの先生との関係は、子どもの成長やモチベーションに大きく影響します。

だからこそ、「なんとなく違うかも」と感じたときに、その気持ちを大切にすることはとても重要です。

先生を変えることは勇気がいりますし、迷いや不安もあるかもしれませんが、無理をして続けるよりも、環境を整えてあげることが長い目で見て子どもにとっても良い結果につながります。

この記事でご紹介したポイントを参考に、焦らず冷静に、自分たちにとってベストな選択を見つけてほしいと思います。

新しいスタートはきっと、新しい成長のチャンスにもなりますよ♪

最後までご覧いただきありがとうございました!

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