今回の記事は、小学3年生の娘が挑戦した4回目のピアノコンクールについての記録です。
これまでの3度のコンクールで経験した悔しい思いや反省点を踏まえ、今年はどのように準備し、本番に臨み、そしてどんな結果を得たのかをまとめました。
特に、同じようにお子さんのコンクールに付き添う保護者の方にとって、「本番までの過ごし方」「親の関わり方」「子どものメンタルサポート」の少しでも参考になればと思います。
アガサとはいえ、我が家はごく普通の家庭。
熱血で「絶対金賞!」と燃え上がるタイプではなく、毎日の練習も淡々と取り組む感じです。(笑)
この記事では、そんな普通の家庭でも実践できるサポートや成長の記録をまとめています。気軽に読んでいただければ幸いです!


この記事を書いている人


アガサ
このブログの運営者及び管理人
3歳からピアノを始め、クラシック音楽歴は30年以上。結婚・出産を経て育児の合間にピアノを再開し、念願のグランドピアノも迎えました。
現在はピアノ教室向けのグラフィックデザイナーとして、全国の先生方をサポートしています。
ピアノとクラシックをこよなく愛する主婦が、音楽やピアノにまつわる情報を気ままに発信中です♪
- ピアノを習っているお子さんがいるご家庭
- 子どものコンクール挑戦が気になっている方
- ピアノ練習に親としてどこまで関わるべきか悩んでいる方
- 我が子の成長を音楽を通して感じたいと思っている方
コンクールの概要と昨年の結果


今回挑戦したのは、地域内で最も知名度と歴史のある音楽コンクール。
実は、このコンクールに出るのは昨年に引き続き今年で2回目です。
私がブログで書いた以前の体験記(2年前)とは別のコンクールです。



ピティナなどの全国的に有名なコンクールではありません^^
各学年ごとに複数の課題曲が用意され、その中から事前に選曲して挑みます。
選曲の段階から、曲の難易度や表現の幅、自分の得意・不得意を見極める必要があります。
昨年はこのコンクールに初挑戦で、惜しくも入賞ならず…。
当日くじ引きで演奏順を決める方式だったのですが、娘はなんと1番を引き当てる強運(?)。
極度の緊張からテンポは走る、ミスは連発…という結果に終わりました。
出場のきっかけ


去年のコンクール後、極度の緊張でミスをしてしまい落胆する娘を見て、私は心の中で「来年はもう出ないかな…」と思っていました。
ところが、娘の口から出たのは意外なひと言。



来年も頑張る!!!来年こそは銅賞以上を取る!



……メンタルの強さ、恐るべし!笑
実はこれ、以前のブログでも書いたことがありますが、娘は毎年、結果がどうであろうと必ず「来年も出たい!」と宣言し、そして本当に出場するんです。
今年、コンクールの申し込みが始まった頃に「今年のコンクールどうする?」と改めて聞くと、間髪入れずに即答。



出る!



…ですよねーー!!
こうして、先生と相談のうえ課題曲を決め、出場が正式に決まりました。
親としての正直な気持ち


ここで本音を言います。
正直、私は「もうコンクールはいいかな…」と思っていました!(ごめんよ、娘。)
理由はシンプル。「親もかなりしんどい」からです(笑)。
普段の学校の宿題、他の習い事、ピアノの通常練習、さらにコンクールの課題曲、そして翌月には発表会の曲(ソロ&連弾)も控えています。
そのすべてを同時進行で進めるとなると、譜読みや練習の大渋滞が起き、プライベートがとてもバタバタしてしまい…親としても精神的にかなりハード。
毎年、この忙しさにちょっと疲れてしまう自分がいました。
ですが、娘本人はそれらももちろん理解した上で「頑張りたい!」とのこと。
さらに、この頃の娘は以前より格段に成長していました。
自分ひとりで難しい曲でも譜読みと練習ができるようになり、わからない部分だけ質問してくるので、初期段階での私の負担もグッと減っていたのです。
そこで先生と相談しながら課題曲を選び、今年も出場を決めました。
練習で感じたこと


譜読みを終えると弾き込みの段階に入ります。
ここからは私も伴走役としての出番が増えます。
今年の娘が選んだ課題曲は難易度がやや低めで、早い段階でほぼ通せる状態に。
そのため「蛇足の練習期間」が生まれ、モチベーションの波がありました。
軽く最初から最後まで通してコンクルール曲の練習は終わり!という感じになる日も多々あったのが反省点です。



私も自宅で仕事をしているので、ずっとつきっきりで見ていられなくてそう言ったことも許容していました。



どちらかというと、俺の方が口うるさく「練習ちゃんとしなよ〜」って娘に言ってたよね。



そうそう!私がオンオフの時間をはっきり決めていないせいでグダグダになって、娘も「ま、いっか!」みたいな状態になってたよね。反省です…。
ただ、小学3年生になった娘は以前よりも格段に集中力も増し、今までのような衝突はほとんどなく、穏やかに練習を続けられたのは大きな変化でした。
私自身も心に余裕が生まれ、娘も同じく気持ちにゆとりができ、メンタル的にもとても健やかな状態で練習期間を進められたのは、今年の大きな収穫だと思います。
本番1週間前の過ごし方


本番1週間前からは一気にギアチェンジ!
- メトロノームで改めてテンポを正確に把握
- 苦手部分の部分練習
- 本番用の靴を履いて練習
- ドレス&アクセサリーを着用して練習(以前からやっていたが、今年は着用時間を大幅に延長)
さらに、今年は「どんな状況でも落ち着いて弾ける」ように、以下のことを意識して取り組みました。
- 椅子の位置に慣れる練習
- あえて椅子を少し右や左にずらして座り、微妙に違う位置でも違和感なく弾けるようにしました。
- 椅子の高さ調整と呼吸
- 高さを調整し、自分が一番弾きやすい位置を毎回確認。弾き始める前には必ず深呼吸してからスタートする習慣をつけました。
- グランドピアノの譜面台なし練習
- 本番は暗譜のため譜面台は置かれず、ピアノ内部が見える状態。見慣れない光景に動揺しないよう、譜面台を外して練習を重ねました。
こうして、単に曲を仕上げるだけでなく、環境や条件が違っても安定して演奏できる力を養えたことは、娘の大きな自信につながったと思います。
そして、本番2日前にはほぼ仕上がった状態まで持っていけました^^
当日の会場入り


コンクール当日がやってきました。
今年の会場は、昨年とは異なり初めてのホール。
事前に写真や地図、ホールの内装写真を見せて、「ここでやるよ」と娘とイメージを共有しておきました。
演奏順は事前抽選で、前半グループの最後の方。
去年は、「くじ引きで演奏番号1番で、すぐに演奏!」という地獄のような展開だったので、これは良かったです!(笑)



今思い返してもすごいシステムだったよね…。



子供達が実際にくじ引きを引いている時ドキドキしたけど、まさかの娘が1番を引いちゃって…。
その後すぐにステージで演奏するんだから…、大人でも動揺するよね(泣)
会場に到着してロビーで驚いたのは、他の子たちがみんな楽譜を見ながらイヤフォンで何かを聴いていたこと。
おそらく、自分の演奏曲を聴いているのでしょうが、これまでは低学年だったからかあまりそういった子はいなかったんです。
中学年になって一気にレベルが上がったのかな…と、私は一抹の不安を覚えました。(笑)
ピティナなどではもしかすると至って普通のことなのかもしれませんが生憎我が家はそんな著名なコンクールには出ておらず…!(笑)



見よう見まねだけど、やらないよりは絶対マシな気がする!!
急遽、夫が持っていたAirPodsを娘に渡し、娘自身の演奏動画(メトロノーム付き)を聴かせることにしました(笑)。
思いつきで試した方法でしたが、振り返ってみるとこれが意外と良かったのでは?と感じています。
というのも、他の出場者の中にも娘と同じ課題曲を演奏する子が多く、その演奏に引っ張られて普段と違うテンポ感になるのではと心配していました。
また、娘は曲の一部分だけテンポが乱れやすい傾向があったため、直前まで自分の演奏を聴いてテンポ感を確認できたのは大きな助けになったと思います。
実際の本番では全体的に少しアップテンポになってしまったものの、特定のパートだけが不自然にゆっくりになる…といった事態は防げました。
最初から最後まで一定のテンポ感を意識して演奏できたのは、昨年のコンクールではできなかったことだったのでとても良い成果だったと思います!
舞台袖から本番へ


今年から娘は足台やアシストペダルなしで演奏できる身長に成長。(同年代の子に比べると身長かなり大きめです。)
そのため舞台袖での待機も完全に1人。
去年までは私がペダル設置で付き添っていたため、舞台袖も一緒だったのですが、今年は完全に1人で出番を待ちました。
後から聞くと、「周りの出場者の子はみんなお母さんと一緒なのに、自分だけ一人で心細かった!」とのこと。
舞台袖から緊張した面持ちで姿を現した娘の心境を思うと、胸がぎゅっと締めつけられるようでした。
とはいえ――、いずれは誰もが一人で舞台袖に立ち、一人で舞台へ出ていくことになります。
親が子供と一緒に舞台に出て、足台やアシストペダルを設置するのはわずか数年ですからね^^
そう考えると、「むしろみんなより早くその経験ができて良かったやん!」と、私はスーパーポジティブ母ちゃん。(笑)
それもまた大きな成長の一歩だと感じ、今回は初めて客席からゆっくり娘の出番を待つことができました。
演奏本番


舞台に出てきた娘の表情は、緊張でやや固め…。
演奏は大きなミスなく進み、「終わった!」と思った瞬間、最後の和音でまさかの濁り!
思わず笑ってしまうほど娘らしい結末でした(笑)
練習でも「テンポがゆっくりになってもいいから最後の和音だけは外さないようにしようね!」と重点的に練習していたところ。
以前の私なら落ち込んでいたと思いますが、今年は違いました。
「娘らしいなー、可愛いなーー!」という感じ。
“親のコンクールではなく娘のコンクール”と、心から割り切って思えるようになっていたからだと思います。
これは、以前の体験記の時に学んだ大切なこと。
今年も練習期間から本番まで、私の心にずっと刻まれている大切な大切な教訓です。
振り返ってみて


娘の成長
今回、結果は銅賞。
娘にとっては初めてで嬉しいものでしたが、それ以上に価値があったのは、そこに至るまでの練習や挑戦の過程、そして本人の自信と成長です。
- 1人で譜読みできるようになった
- 集中力がアップし練習がしっかりできるようになった
- 舞台袖でも1人で待機できた
- 課題曲をしっかり仕上げられた
元々は集中力が続かず、私が注意をするとすぐ機嫌を損ねて練習が中断することも多くありました。
けれど今は、少し注意をしても娘自身が納得できるまで何度も練習し、「どう!?よくなったでしょ?」と前向きに取り組めるようになりました。
年齢とともに、自分で考えながら練習する力がつき、その成長を間近で感じられたことが何より嬉しいです。
焦らなくても必ず少しずつ力がついていくんだと実感しました。
親としての気づき
私自身、以前のコンクールでは、娘の挑戦なのにいつの間にか自分のことのように捉えてしまい、練習でも無理をさせてしまったことがありました。
しかし途中で自分の過ちに気づき、「これは娘自身のコンクールなんだ」と心を改め娘と対等に向き合うことができました。
今回はその反省があったおかげで、最初から安心して見守ることができました♪
娘自身も成長し、自分で考えながら練習を進められるようになっていたので、私が過剰に介入する必要もほとんどなく、穏やかにサポートできました。
ピアノコンクールは、親子にとって決して楽な道ではありません。
練習のサポートやスケジュール管理、精神的なプレッシャーなど、親の負担も大きいものです。
それでも、子どもが自分で考え、自分の意思で取り組む姿を見ることは、親にとって何よりの喜びです。
結果はあくまで通過点。
その結果に囚われすぎず、過程の努力や経験をしっかり認めてあげることが、親としても子どもとしても健やかな成長につながるのだと改めて実感しました。
まとめ


今回は、4回目の娘のコンクール挑戦の記録と、私が感じたことなどをまとめました。
娘自身も大きく成長し、練習や本番での取り組み方に自信がついた姿を見ることができ、親としても改めて見守ることの大切さを実感しました^^
ちなみに娘は来年、銀賞以上を目指すと意気込んでいます(笑)
きっと来年も、娘と共に前向きに挑戦していくことと思います!(頑張ろう)
この記事が、コンクールに挑戦するお子さんをサポートする親御さんの少しでも参考や励みになれば、とても嬉しく思います。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!











