モインモイン!皆さん、こんにちは♪
ピアノ大好き主婦のアガサです。
今回は、TVアニメ「ピアノの森」を視聴しての感想です。
お話自体はフィクションですが、5年に1回開催されているショパン国際ピアノコンクールが舞台となっていて「ピアノ好きとしては1度は見ておかなくては!」ということで、遅ればせながら視聴しました。
2021年に行われたショパンコンクールは、リアルタイムで配信を視聴するほど大好きな私ですが・・・実際アニメを見てどういう感想を抱いたのか?赤裸々に語ります!
以下より、ネタバレを含んでいますので未視聴の方はご注意ください。
ピアノの森ってどういう話?
森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育った主人公の一ノ瀬海がかつて天才ピアニストと呼ばれた阿字野壮介や偉大なピアニストの父を持つ雨宮修平などとの出会いの中でピアノの才能を開花させていきやがてショパン・コンクールで世界に挑む姿を全24話で描く、感動のストーリー。
出典:TVアニメ「ピアノの森」公式サイト
第1シリーズと第2シリーズに分かれていますが全部で24話なので、サクッと見られます♪
一色まことさんの漫画「ピアノの森」が原作です。
原作の漫画は未読なので、今回はTVアニメのみの感想です。
良かったポイント3選
まずは全24話を通して非常に良かった部分を以下の3つに分けて、上げていきます♪
詳しく解説していきます♪
演奏者が豪華!一ノ瀬海の演奏者は○○さん!?
主人公の一ノ瀬海やその他キャラが演奏するシーンが山ほど出てくるのですが、演奏がどれも本当に素晴らしいです。
公表されている演奏者は、以下の通り。
世界中で活躍している優秀なピアニストばかりです!
キャラ名 | 演奏者 |
---|---|
阿字野壮介 | 反田恭平 |
雨宮修平 | 髙木竜馬 |
パン・ウェイ | 牛牛 |
レフ・シマノフスキ | シモン・ネーリング |
ソフィ・オルメッソン | ジュリエット・ジュルノー |
主人公、一ノ瀬海の師である阿字野壮介の演奏は、ショパン国際ピアノコンクールで2位となった、反田恭平さんが担当されていたことは有名ですよね♪
それぞれのキャラの小学生時代の演奏は、実際に子供が演奏しているそうです。(素晴らしい!)
そして、実は・・・成長した主人公の一ノ瀬海の演奏者は正式に公表されていないのです。
「秘密にするなんて・・・なんて粋なことするのよ!と一人で突っ込みながらアニメをみ続けていた私ですが、演奏を聴いている時点で、こう思いました。
主人公の一ノ瀬海の演奏は、反田さんの音色な気がする!!!
そして、アニメを全て視聴し終わった後に以下の動画を見つけました。
他の演奏者の紹介部分はしっかりと顔が写っていますが、主人公の一ノ瀬海の演奏者部分は顔が映っておらず手元のみの演奏です。
しかし、この映像を見て確信しました!
この指の動きと音色は、やはり間違いなく反田さんだ!!!
手元見て分かるの!?すごいな〜。
幾度となくショパンコンクールの反田さんの映像をみている私は、確信したのです!(偉そうw)
ファイナルで反田さんが演奏した曲も、この動画で演奏しているのと同じ「ピアノ協奏曲1番」ですが、演奏がほぼ同じなのです。
見て、聴いて、比べてみてください。
以下が、その動画です。
はっきりと公式が公表したわけではないので、あくまでも推測ですが・・・ほぼ反田さんで間違いないはずです。
これで違ったら土下座します、すみません!
でも、きっとそうです!
めっちゃ保険張るやーん!(笑)
主人公の一ノ瀬海の演奏者が師である阿字野壮介の演奏者と同一であるなんて・・・アニメを見た後なので余計に素敵に思えるんですよね。
しっかりと一ノ瀬海は、阿字野壮介の音を受け継いだ上で自分なりの音を見つけたんだ!と思えて、非常に感動したのです。
主人公だけでなく、他のキャラクターの演奏にもそれぞれに個性があって、非常に見応え・聞き応えがあり、演奏のシーンは何度も繰り返し見てしまうほど、大好きでした。
主人公を取り巻く愛しい人々
主人公の一ノ瀬海は、森の端と呼ばれる過酷な町で生まれ育ちます。
普通であれば捻くれてしまいそうな環境で育つ一ノ瀬海が、濁りがなく真っ直ぐに生きることができ成長することができたのは、間違いなく周りの人々のおかげだと思います。
放任主義のように見えるけれど、誰よりも息子を愛しピアノも応援してくれている母。
自分の息子のように主人公を愛し、公私共に主人公を支えながらピアノを教え続けた恩師。
子供時代からピアノを通じて繋がったライバルでもある大事な親友。
この他にも、様々なキャラクターが登場しますがみんなそれぞれに色々な思いや葛藤を抱えているのです。
主人公だけでなく周りの人々皆が、自分なりにピアノと向き合ったり、人生と向き合っていく姿が描かれているのですが・・・これが非常に胸を打たれました。
みんなそれぞれに夢や目標があって、色々な壁を越えるために必死でもがいてる姿が人間味に溢れていて、親近感を感じざるを得ないのです。
私たちの人生は、このアニメやドラマ・映画などのようにうまくはいかないかもしれないけれど、生きにくい世の中につまづいているのは自分だけではないんだ、と思えて勇気づけられることもありました。
ラストは涙なしでは見られませんでした(涙)
“ピアノの森”という特別な場所
一ノ瀬海はピアノの森という場所で、師の阿字野壮介がかつて使用していたグランドピアノを弾きながら幼少期を過ごしていました。
本人は、もちろん阿字野壮介のピアノだとは知らず、おもちゃとしてピアノを使っていたわけですが、原作のタイトルにもなるほど、この「ピアノの森」というのが非常に重要になってきます。
中盤で、このピアノとの別れのシーンがあり、非常に胸が痛くなるシーンなのですが、師の阿字野壮介はこう言うんですよね。
お前がピアノを弾き続ける限り、森のピアノはお前の中でずっと生き続ける!
まさに、その言葉通り一ノ瀬海はこの後自分の中にあるピアノの森を糧にショパンコンクールで1位に上り詰めます。
国内のコンクールには出ていなかった無名の日本人がショパンコンクールで1位になる、というのは現実で考えると、ほぼあり得ない展開ではありますが・・・(笑)
一ノ瀬海はこの「ピアノの森」に支えられ、これからも成長し続けるのだろうな・・・と思わせてくれるハッピーエンドで、感無量でした♪
残念だったポイント
では、残念だったポイントにいきます!
個人的に、ドラマなどでピアノの演奏シーンがあると「これは実際には弾いてないな〜違和感あるな〜」と思いながらみてしまうことがよくあって・・・。
体を揺らしすぎ、とか、腕の動きが不自然とか・・・。
手元を映さないようにしているのですが、それが返って不自然というか。
細かいけど、ピアノ経験者はおそらく同じことを思うのではないかな。
俺はピアノ未経験だから、ピアノは気になったことないけど・・・。
たとえばアクション映画とか見てるとあからさまに本人じゃないのが分かると少し気持ちが盛り下がることってあるよね。
それに比べると、アニメは2次元のものなので、そこまで違和感は感じなかったですがアニメーションにも限界がある・・・と感じたのは事実です。
演奏シーンではCGが使われているのですが、やはり演奏シーンを精密に再現するのは難しいのか、なんとか指の動きは捉えているようでしたが鍵盤を押すというより滑っているような感じで少し面白かったです(笑)
観客のシーンも静止画が使われていたり、みんな同じ服装だったり(笑)、アニメーションに関しては少し物足りないな・・・と感じる部分が多かったですね。
最後はだんだん慣れてきたけど、最初はそこが気になっちゃってたな〜。
普通のアニメとして見る、というより”ピアノのアニメ”っていう楽しみ方をすると演奏に重きを置いて見れるからいいかもね♪
まとめ
結果的に、原作は未読ですがTVアニメ「ピアノの森」は、本当に楽しめました!
ショパンコンクール好きの私からすると、第2シーズンは最初から最後まで本当に面白かった!
才能あふれるプロの演奏家たちの演奏も聞き応えがありますし、何よりただの一発逆転ストーリーではなくしっかりと過程が描かれているので、ピアノ好きの方にはもちろんですが、ピアノをしていない方にも楽しめる作品なのではないかな?と思います!
次は原作の漫画を読んで「ピアノの森」の世界に浸りたいと思います♪
最後までご覧いただき、ありがとうございました!