世界にはたくさんのピアノメーカーがありますが、「W.HOFFMANN(ホフマン)」という名前を耳にしたことはありますか?
私は、グランドピアノの購入を本格的に考え始めた頃に、はじめてこのメーカーの存在を知りました。
そして何度か試弾を重ねるうちに、その魅力にどんどん惹かれていき、最終的に我が家の大切なパートナーとしてお迎えすることになったのです。
ホフマンのピアノと出会ってからというもの、毎日の練習がますます楽しくなり、「もっと多くの方にこの素敵なメーカーのことを知ってほしい!」という思いが強くなりました。
今回はそんなホフマンというピアノメーカーについて、私自身の体験を交えながらご紹介したいと思います♪
購入に至った経緯や、選定のお話は以下の記事よりご覧ください♪

この記事を書いている人

アガサ
このブログの運営者及び管理人
3歳からピアノを始め、クラシック音楽歴は30年以上。結婚・出産を経て育児の合間にピアノを再開し、念願のグランドピアノも迎えました。
現在はピアノ教室向けのグラフィックデザイナーとして、全国の先生方をサポートしています。
ピアノとクラシックをこよなく愛する主婦が、音楽やピアノにまつわる情報を気ままに発信中です♪
- 国産ピアノから輸入ピアノへの買い替えを検討している方
- ホフマン(W.HOFFMANN)というメーカーについて詳しく知りたい方
- 小型グランドピアノで音色や響きの美しさが知りたい方
そもそもホフマンって?

皆さん、「世界三大ピアノメーカー」をご存知でしょうか?
- STEINWAY & SONS(スタインウェイ)
- Bösendorfer(ベーゼンドルファー)
- C. BECHSTEIN(ベヒシュタイン)
この3つです。
その中のひとつ、ベヒシュタインの子会社である「ベヒシュタイン・ヨーロッパ」で製造されているのが、今回ご紹介するW.HOFFMANN(ホフマン)です。
いわば、ベヒシュタインのセカンドブランドという位置づけのピアノになります。
ベヒシュタイン・ヨーロッパの工場は、音楽とクラフトマンシップの伝統が息づくチェコ共和国にあります。
そこでは、160人もの熟練した専門家たちが高い技術をもってピアノの製造に携わっているのです。
ヨーロッパの音楽文化がぎゅっと詰まったこの場所で、ひとつひとつのピアノが大切に作られ、日本へと届けられています。
本場ヨーロッパの息吹を感じられる、とても魅力的なピアノブランドなのです。
ホフマンのピアノは3シリーズ

W.HOFFMANN(ホフマン)のピアノは、製造工程や使用部品の違いにより、以下の3つのシリーズに分類されています。
プロフェッショナル(Professional)シリーズ
このシリーズは、ホフマンの最上位モデルとして位置づけられており、プロフェッショナルな演奏にも耐えうる性能を備えています。
- 製造は全てチェコ・フラデツクラーロヴェ(Hradec Králové)のベヒシュタイン・ヨーロッパ工場で行われています。
- ハンマーヘッドには、ドイツ・ベヒシュタイン本社で製造された高品質なものを使用。
- ピアノのフレーム(鉄骨)や蝶番などにシルバーカラーの金属部品が使われているのが特徴。
これは視覚的な高級感や個性を演出します。 - 音色は繊細で表現力豊かで、反応の良いアクションによって高度な演奏表現が可能です。
- 製造の大部分が伝統的な手工業的手法で行われており、品質管理も厳格。
このシリーズは、ベヒシュタインの設計思想を色濃く受け継ぎつつ、価格を抑えている点で非常に評価されています。
トラディション(Tradition)シリーズ
中級モデルとして展開されているシリーズで、品質と価格のバランスが取れた製品群です。
- こちらもベヒシュタイン・ヨーロッパ工場(チェコ)で製造されています。
- 部品の一部はベヒシュタイン本社(ドイツ)から供給され、ヨーロッパ産の木材や高品質素材を使用。
- 全体的にしっかりとした構造で、長時間の練習や教育現場での使用にも耐えるように設計されています。
- アクション機構や音のレスポンスも良く、趣味から中級者、さらには教育用途まで幅広く対応。
- こちらも職人の手による加工工程が多く、仕上がりが丁寧。
我が家で使用しているのも、この「トラディションシリーズ T161」というモデルです♪

アガサ高音部がとにかくキラキラで、明るく軽やかな音色が魅力的です♪



俺は元々ホフマンのピアノを推してたからね〜!
ホフマンの音色が大好きなんだよね^^
弾けないからアガサの演奏聞くだけだけど。(笑)
ビジョン(Vision)シリーズ
ビジョンシリーズは、ホフマンの中で最も手に取りやすい価格帯を意識したモデル群です。
- 一部の工程(パーツ製造や初期組み立てなど)を中国の提携工場で実施し、その後チェコのベヒシュタイン・ヨーロッパ工場で最終調整・品質管理を行っています。
- この製造方式により、コストを抑えながら一定の品質を維持。
- アップライト・グランドともにモデル展開されており、入門者や趣味層を中心に支持されています。
- アクションは安定しており、明るくクリアな音色が特徴的。
ビジョンシリーズは、価格を抑えつつもヨーロッパブランドの音やデザインを求める方に向けて設計されたシリーズです。
ホフマンの小型グランドピアノのすごさ


先ほどご紹介した「プロフェッショナル」と「トラディション」シリーズには、奥行き約160cm前後の“コンパクトグランドピアノ”がラインナップされています。
我が家にあるのは、トラディションシリーズの「T161」というモデルで、奥行きは161cmです。





画像を見ると、少し奥行きがコンパクトなのがわかっていただけるかと思います(^^)!
一般的に、国内で広く普及しているヤマハやカワイの家庭用グランドピアノは、奥行きが180cm前後のモデルが多く、ホフマンT161はそれより約20cmほど小さい設計になっています。
通常、ピアノはサイズが大きくなるほど、響板面積が広がり、音量や音の深み、表現の幅が増すとされています。
しかし、ホフマンのT161は「小型」とは思えないほど豊かな響きと深い音色を備えています。
これは、ベヒシュタインの設計思想と、厳選されたヨーロッパ素材、丁寧な手作業による製造工程によって実現されているものです。
限られたスペースでも、本格的な響きを求める方にとって、この小型グランドピアノは非常に魅力的な選択肢だと言えるでしょう。



このT161を弾いていて、音や響きが物足りないと感じたことは一度もありません。むしろ“家庭用でこんなに響くなんて!”と毎日感動しています♪
ホフマンピアノの魅力とは?


ホフマンのグランドピアノは、上述したように「手が届く価格で、本格派の音とつくり」が魅力の輸入ピアノ。
ここでは、その特徴をわかりやすくリストにまとめました!
国産ピアノと近い価格帯で手に入る、ベヒシュタインの技術
- 世界三大ピアノメーカーのひとつ「ベヒシュタイン」のセカンドブランドがホフマン。
- ベヒシュタインの技術を受け継ぎつつ、価格帯はYAMAHAやKAWAIのグランドピアノと同程度か少し高い程度。
- ベヒシュタインは高価で手が届かない…という方にとって、まさに理想的な選択肢。
職人の手仕事と、美しく多彩な音色
- 音色は「温かみと透明感の両立」が特徴。包み込まれるような響きが魅力。
- タッチも軽く弾きやすいので、表現のコントロールがしやすい。
- 職人の手作業による丁寧な仕上がりで、輸入ピアノならではの深みを感じられる。
管理に少し注意は必要!でも、それを上回る価値がある
- 輸入ピアノのため、湿度や気温管理が必要(40〜60%をキープ推奨)。
- 国産ピアノよりも音が狂いやすい傾向があり、定期的な調律が重要。
- 輸入ピアノの扱いに慣れた調律師さんにお願いするのがベスト。
それでも、「手間以上の価値」があると感じられるほどの音とつくりの良さがあります!
まとめ


世界には本当にたくさんの素晴らしいピアノメーカーがありますが、今回はその中から「W.HOFFMANN(ホフマン)」をご紹介しました。
1904年に誕生して以来、約120年にわたって受け継がれてきた技術と、職人たちの深い愛情によって作られてきたホフマンのピアノ。
その音色や響きは、今も世界中で多くの人々を魅了し続けています。
もし、お近くにホフマンのピアノがある機会があれば、ぜひ実際に弾いて、その魅力を体感してみてください♪
この記事を通じて、ホフマンというメーカーを初めて知った方や、名前だけ知っていたという方にも、その魅力が少しでも伝わっていれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!











