【ヤマハ vs カワイ】国産ピアノの違いを徹底解説!どっち選ぶ?

ピアノを選ぶときによく話題になるのが、「ヤマハとカワイ、どっちがいいの?」という疑問。

どちらも日本の大手メーカーで、世界中で愛されているピアノです^^

見た目は似ていても、実は音やタッチにそれぞれ個性があり、弾いてみると「けっこう違う」と感じることも多いんです!

この記事では、ヤマハとカワイの違いをわかりやすく比べながら、それぞれの魅力や選び方のヒントをご紹介します♪

この記事を書いている人

アガサ
このブログの運営者及び管理人


3歳からピアノを始め、クラシック音楽歴は30年以上。結婚・出産を経て育児の合間にピアノを再開し、念願のグランドピアノも迎えました。
現在はピアノ教室向けのグラフィックデザイナーとして、全国の先生方をサポートしています。
ピアノとクラシックをこよなく愛する主婦が、音楽やピアノにまつわる情報を気ままに発信中です♪

この記事はこんな方にオススメ!
  • ヤマハとカワイ、どちらの国産ピアノを選ぶか迷っている方
  • ピアノの音色やタッチの違いを詳しく知りたい方
  • 長く使える信頼できるピアノを探している方
  • 初めてアコースティックピアノを購入しようと考えている初心者の方
目次

日本の2大ピアノメーカー

まずは、ヤマハとカワイという2つのメーカーがどのような存在なのか、その立ち位置や特徴について説明します。

どちらも日本を代表するピアノブランドとして世界的に知られており、信頼性や品質の面で高い評価を受けています!

以下で、それぞれのメーカーがどのような企業で、どのような評価を得ているのかを詳しく見ていきましょう。

国内外で高い評価を受ける日本ブランド

ヤマハとカワイは、どちらも日本が世界に誇るピアノメーカーです。

どちらも家庭ではもちろんのこと、国内の学校や音楽教室でも広く使われているほか、海外でも高いシェア率を誇っています。

特に北米やアジアでは、信頼性のある楽器として広く受け入れられており、コンクールや演奏会などのプロの現場でもよく使われています。

ヤマハは音楽教育や電子楽器、音響機器など多岐にわたる分野で事業を展開する一方、カワイはアコースティックピアノの専門性に強みを持ち、職人技と独自技術にこだわったものづくりを続けています。

両社ともに、長い歴史と実績に裏打ちされた品質の高さが魅力です♪

タッチや音色に個性がある

ヤマハとカワイは、どちらも高品質なピアノであることに変わりはありませんが、タッチや音のキャラクターにははっきりとした違いがあります!

見た目は似ていても、実際に弾いてみると「ヤマハっぽい音」「カワイらしい響き」と感じられる場面も少なくありません。

ヤマハは明るくはっきりとした音色と軽快なタッチが特徴で、反応の良さが魅力です。

カワイは深みのあるまろやかな音色と、ややしっかりとした弾き心地が好まれています。

こうした違いは、演奏者の好みや目的によって大きく評価が分かれるポイントになりますよ♪

歴史とブランドの特徴

次に、ヤマハとカワイがどのような経緯で誕生し、それぞれどのような方針や強みを持って発展してきたのかをご紹介します。

創業の背景や企業としての方向性を知ることで、ピアノづくりに込められた理念や特徴がよりはっきりと見えてきます。

以下で、それぞれの歴史とブランドの個性について詳しく解説しますね!

ヤマハの歴史

ヤマハは1887年に創業し、最初の製品はオルガンでした。

創業者の山葉寅楠(やまは とらくす)は、壊れたオルガンを修理したことをきっかけに国産楽器の製造を始め、日本初のピアノメーカーとしての道を歩み始めます。

その後、ヤマハはピアノだけでなく、管楽器や電子楽器、音響機器、さらには音楽教室や教育事業、リゾート施設の運営など、多方面に事業を広げていきました。

多角的な展開をしながらも「音楽と音のプロフェッショナル」であるという姿勢は一貫しており、世界最大級の総合楽器メーカーへと成長を遂げています。

ヤマハは、音楽とともに歩む多角的な企業!

カワイの歴史

カワイは1927年、元ヤマハの技術者だった河合小市(かわい こういち)によって設立されました。

創業当初から「より良いピアノを作る」という技術志向の精神を重視し、独立独歩の歩みを続けてきたメーカーです。

ピアノ製造においては、木材だけでなくカーボン素材や複合樹脂などの新素材を早くから導入し、耐久性や環境変化への強さを高めるなど、独自の技術開発に力を入れてきました。

また、製造は国内工場での職人による丁寧な作業にこだわり、量産よりも質を重視した姿勢が評価されています。

今では世界中に販売網を持ちつつも、「本質的に良いピアノを作る」という理念を守り続けているブランドです。

カワイは、職人魂と技術革新のブランド!

音の特徴の違い

続いて、ヤマハとカワイそれぞれのピアノが持つ音色の傾向について見ていきます。

どちらも高品質な楽器でありながら、実際に弾いてみると音の印象にははっきりとした違いがあります!

ピアノ選びの大きな決め手となる「音の個性」について、以下で詳しく解説します♪

ヤマハの音

ヤマハのピアノは、明るくクリアな音色が特徴です。

輪郭がはっきりしており、音の芯がしっかりしているため、ホールでもよく響き、聴衆にダイレクトに届くような印象があります。

特に速いパッセージや和音の動きが多い曲でも、音がにごらず一音一音が明瞭に聞こえるため、コンクールや演奏会などの場でも重宝されています。

また、電子ピアノやハイブリッドピアノでもこの傾向が継承されており、安定した音作りが魅力です。

明るくクリアで抜けの良い響き

カワイの音

カワイのピアノは、柔らかくまろやかな音色が魅力です。

温かみがあり、音の立ち上がりが穏やかで、全体として丸みのある印象を与えます。

特に中低音域に深みがあり、歌うような旋律を弾くとその良さが際立ちます。

このような音色は、ロマン派の作品や叙情的な曲と相性が良く、繊細な表現を好む奏者から高い支持を受けています。

家庭での練習やサロンでの演奏など、落ち着いた場面でも映える音作りです。

柔らかくまろやかで深みのある響き

タッチ・アクションの違い

ピアノ選びで重要なポイントのひとつが「タッチ」の感覚です。

鍵盤を押したときの重さや反応の速さは、演奏のしやすさや表現力に大きく影響します。

ヤマハとカワイは、どちらも高品質ながら、タッチのフィーリングにそれぞれ特徴があります。

以下で詳しく見ていきましょう^^

ヤマハのタッチ

ヤマハのピアノは、比較的軽めのタッチで鍵盤の反応が非常に良いのが特徴です。

軽やかな指使いでもしっかり音が出るため、初心者からプロまで幅広く扱いやすい設計になっています。

繊細なニュアンスも出しやすく、速いパッセージや細かい動きが多い曲にも適しています。

初めてアコースティックピアノを弾く方や、幅広いジャンルの演奏に向いていると言えます^^

軽くて反応が良く、演奏しやすい

カワイのタッチ

カワイのピアノは、ヤマハに比べると鍵盤がやや重めで、押したときの抵抗感が感じられます。

この重さがあることで、タッチに安定感が生まれ、力強い演奏や表現のコントロールがしやすくなっています。

重めのタッチは、指先の筋力を鍛えるのに役立ち、深みのある表現を目指す奏者に好まれる傾向があります。

特にクラシックの大曲や、感情豊かな演奏を求める方には魅力的な特徴です^^

やや重めで抵抗感があるが安定感がある

耐久性・調律のしやすさ

ピアノは繊細な楽器であると同時に、長く良い状態で使い続けるためには耐久性や調律のしやすさも重要です。

ヤマハとカワイは、それぞれ異なるアプローチで耐久性を高め、調律の安定を追求しています。

以下で詳しく見ていきましょう♪

ヤマハの耐久性・調律の特徴

ヤマハのピアノは構造が比較的シンプルで堅牢に作られており、その安定感が特徴です。

精度の高い設計により、調律の狂いが少なく、調律作業もスムーズに行いやすいと評価されています。

長年の製造経験に基づくノウハウで、定期的なメンテナンスもしやすく、日常的に使う楽器として信頼されているんです♪

シンプルで安定した構造

カワイの耐久性・調律の特徴

カワイは独自の素材開発に力を入れており、カーボンファイバーをはじめとした新素材を主要な部品に使用しています。

これにより、木材の膨張や収縮による影響が軽減され、湿度や温度変化に強い構造を実現しています。

そのため、特に湿気の多い環境でも調律の安定性が高く、環境の変化に左右されにくいピアノとして評価されています!

独自素材で湿度変化に強い

選び方のヒント

ヤマハとカワイ、それぞれの特徴を踏まえて、実際にピアノを選ぶ際にはどんなポイントに注目すればよいのでしょうか。

ピアノを選ぶときには、性能やブランドだけでなく、実際に弾いてみることや価格、アフターフォローの面も重要です!

後悔しないために押さえておきたいポイントを、以下の3つの観点から解説します。

実際に店頭で必ず試弾する

ピアノは同じモデルでも個体差があり、写真やスペックだけではわからない感覚がたくさんあります。

必ず店頭で実際に試弾し、自分の指に合うタッチや好みの音色を確かめましょう!

演奏しやすさや響きの印象は、試弾しないと分からない部分が大きいので、納得いくまで何台か比較することが大切です。

もし初心者さんで自分で演奏するのが難しい場合は、スタッフの方にお願いして弾いてもらうことも可能ですので絶対に音色の確認はしましょう♪

価格を比較してみる

ヤマハとカワイは幅広いモデル展開があるため、価格帯もさまざまです。

予算に合わせて価格差を把握し、自分にとって無理のない範囲で選ぶことがポイント!

また、中古やアウトレット品も選択肢に入れることで、良い状態のピアノをより手頃に手に入れられる場合もあります。

中古品も取り扱っている楽器店などで相談してみるのもおすすめですよ♪

アフターフォローの違いで比較してみる

購入後の調律やメンテナンス、保証内容もメーカーごとに異なります。

特にピアノは定期的な調律が必要なので、信頼できるサービス体制やアフターケアの充実度は見逃せません。

購入前にサポート内容を確認し、安心して長く使えるメーカーを選びましょう!

調律の際の大体の費用の目安なども前もって聞いておくと安心です^^

まとめ

ピアノ選びは、単にブランドや価格だけで決めるものではありません。

ヤマハとカワイは日本を代表する優れたピアノメーカーであり、それぞれに独自の音色やタッチの特徴があります。

実際に店頭で自分の手で触れて音を確かめることは、とても重要なステップです。

また、予算や価格帯を把握し、無理のない範囲で選ぶことも欠かせません。

さらに、購入後の調律やメンテナンスを安心して任せられるかどうか、アフターフォローの体制も必ず確認しましょう!

ピアノは長く付き合う楽器だからこそ、性能だけでなくサポート面も含めて総合的に判断することが大切です。

この記事で紹介したポイントを参考に、自分にぴったり合う一台を見つけ、楽しいピアノライフをスタートさせてくださいね♪

最後までご覧いただきありがとうございました。

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