モインモイン!皆さん、こんにちは♪
ピアノ大好き主婦のアガサです^^
日頃ピアノをされている方も、そうでない方も「ピアノって一体いつ頃出来た楽器なんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、ピアノはかなり古くから存在していたのですが、その時代時代に合わせて様々な変化を遂げて来たのです。
今回は、そのピアノの歴史について分かりやすく学べるよう簡単にご紹介をしていきたいと思います。
ピアノという楽器の歴史を知っていると、もっとピアノを身近感じられるはずです。
ピアノの祖先は何?
まず、ピアノという楽器の祖先は何なのか?を見ていきましょう!
一般的に、ピアノの前身楽器と言われているのが以下の2つです。
- クラヴィコード
- チェンバロ
聞いたことはありますでしょうか?
それぞれ、以下で詳しく見ていきますよ♪
クラヴィコード
14世紀頃に“クラヴィコード”と言われる、鍵盤楽器が登場します。
クラヴィコードは、上の絵のように4本脚が付いているものと、脚がなく直接テーブルなどに置いて演奏するものの2種類がありました。
キーボードみたいだ!
持ち運びができたということだよね♪
この楽器は、鍵盤を押すとその奥にある真鍮(しんちゅう)が弦を突き上げることで音を出すのですが、音がかなり小さい為この楽器の周りにいる僅かな人たちにしか、音が聞こえなかったようです。
それでも、当時の音楽家たちに愛されており、ルネサンス期では最も一般的な楽器でした。
有名作曲家バッハの子供で、同じく作曲家のC.P.E.バッハは熱心なクラヴィコード愛好家だったそうです。
チェンバロ
“チェンバロ”は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
英語では”ハープシコード”、フランス語では”クラヴサン”と呼ばれています。
元々はイタリアで生まれたチェンバロは、次第にフランスやドイツなどに広まっていき「バロック音楽」の文化を支えた大事な楽器でした。
鍵盤を押すと奥の柱が上がって、それについている爪が弦を弾いて音を出す仕組みです。
上述したクラヴィコードよりも音量は大きく出すことができますが、音の強弱をつけるのはまだ難しかったようです。
弦や響板、ピアノの見た目など現在のグランドピアノに非常に近くなってきていますね。
遂にピアノ誕生!そして進化
ピアノの祖先がわかったところで、遂にピアノの誕生へ進みましょう!
ピアノの原型を作ったのはイタリアのクリストフォリと呼ばれる人物です。
彼はチェンバロの音が単調で強弱がつけられないことを不満に思い、新たにハンマーで弦を叩くという仕組みを生み出しました。
まさに現代のピアノのメカニズムの原型を作ったんですね♪
クリストフォリはこの仕組みを搭載した楽器を”クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ”と名付けたのです。
イタリア語で“強弱を持つチェンバロ”という意味です。
これまではできなかった音の強弱が、この楽器では出来るようになりました。
次第に各国でこの構造をもとに、様々なピアノ制作が進んでいきます。
時代と共に、高い音楽性が更に求められるようになり、この後どんどん改良を続けていったのです。
現代のピアノ
時代が流れ、1790年〜1860年頃になってくると、作曲家や音楽家達はより持続性がある高い響きを求めるようになっていきました。
産業革命で、品質の良い弦を用いる事ができるようになり、正確な鋳造技術が発達していき鉄製のプレート製造できるようになったことから更に品質の良いピアノが誕生していったのです。
弦を強く張り、ハンマーにはフェルトを使用し、数々の改良を重ねていったことで、昔のピアノに比べ音が非常に豊かになって伸びやかで私たちがよく知る現代のピアノの音色になっていきました。
いきなり現代のピアノが開発されたわけではなく、昔からどんどん改良されて現代のピアノが出来ていったんですね♪
現在は、アコースティックピアノだけではなく画期的な電子ピアノもたくさんあります。
誇るべき素晴らしい現代の技術を使って、ピアノは新たなる境地へ踏み出しているのです!
まとめ
今回は、ピアノの歴史を簡単に分かりやすくまとめてみました。
ピアノは、その時代に生きる人々や環境、技術に合わせて変化を遂げていったということが分かりましたね♪
毎日何気なくピアノを弾いていますが、ピアノの歴史がわかるとピアノへの愛着がどんどん増してきた気がします!(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました!