モインモイン!皆さん、こんにちは♪
ピアノ大好き主婦の管理人アガサです。
今回はピアノ経験者ならば絶対に避けては通れない、ツェルニーの練習曲についてです。
趣味でピアノをする上でも、外すことができない大事な教本であると思います。
なぜならば、ピアノ演奏に必要な技術が詰め込まれているからです!
幼少期は、本当に苦手で練習量もツェルニーだけ異様に少なかったですが(笑)、今になってツェルニーの重要性が分かりました。
昔やっていたけど最近は全然弾いていないなぁ・・・という方も多いかと思います。
趣味でピアノをするのにツェルニーが必要かどうか・・・ということをアガサの実体験をもとにお伝えしていきます!
そもそもツェルニーって?
Carl Czerny(カール・ツェルニー)は、1791年にオーストリアのウィーンで生まれ、9歳〜12歳までなんとあの大巨匠ベートーヴェンに学んでいたそうです。
その後ピアニストとなり、主に作曲家とピアノ教師の両面で活躍しました。
そして実は、ピアノの名曲「ラ・カンパネラ」や「愛の夢」の作曲者でも知られるリストの恩師でもあるんです!
超絶技巧で有名なリストのピアノ演奏技術を、ツェルニーが鍛えたといっても過言ではないですよね。
ツェルニーは非常に優しく温和で人の悪口を冗談でも言えないような人だったそうですが、彼の作品はなんと1000を超えるほどだそうです。
交響曲、序曲、協奏曲、室内楽曲等各方面に渡って作品を書いていますが、やはり有名なのは練習曲かと思います。
練習曲の種類と難易度
ツェルニーの練習曲には様々な種類がありますが、最も一般的で多くの方々が使われているであろう曲集は以下の3つ。
難易度を★の数で表しています。
★の数が多いほど難易度が上がります。
- 100番練習曲(★★)
- 30番練習曲(★★★)
- 40番練習曲(★★★★)
この他、50番、60番と曲数が上がるにつれて難易度が上がりますが、50番練習曲からはかなり難しくなります。
音楽の道に進まず一般的なレベルでピアノを習っている方で、このレベルまで行く方はかなり少ないかと思います。
音大に進む方や、プロのピアニストを目指す方はもちろん通る道ではありますが趣味で弾くレベルではまず必要ありません!(笑)
ちなみにアガサは、40番練習曲の後半までやりました!
ピアノを再開してからもう1度全てやり直しています。
ツェルニー練習曲の目的
ツェルニー練習曲では高度な技巧を習得するための練習でももちろんありますが、単調に聞こえがちな練習曲を音楽的に演奏できるようになることも大事です。
まだ私は音楽的に弾くことは出来ていませんが、本当に上手な方やプロのピアニストがツェルニー練習曲を弾くと不思議なことに練習曲だとは思えないほど素敵な曲に聴こえます。
より美しく芸術的に聴こえるようにするにはどうすればいいか、というところまでが本来は求められるんです。
とはいえ・・・!
趣味の範囲でどこまで突き詰めるかは、個人差があると思います。
ひとまず趣味ピアノで楽しむ方は、基礎練習としてツェルニー練習曲を使用するという使い方がベスト!音楽的表現は突き詰めたい人だけ!
ツェルニー練習曲の使い方
ではここからは更に詳しく使い方についてみていきます!
ピアノ再開組
1番から順番に練習するのも良いですが、私はそれだとやはり途中で飽きてしまい挫折してしまいます・・・。
なので自分が苦手とする曲を重点的に練習したり、弾きたいクラシック曲に合わせた曲をピックアップして練習するようにしています。
主に40番練習曲の中の曲をピックアップして練習していますが、30番も弾きますし100番ももちろん弾くこともあります。
久しぶりにちゃんと指を動かしたい!という時もツェルニーの練習曲を弾いています。
1番から順番に弾く必要はなし!
自分に合った練習曲をピックアップして練習!
ピアノ初心者
趣味でピアノを始めた初心者の方は、ツェルニーは正直必要ありません!
ここまで説明しておいて必要ないんかい!と思われる方もいらっしゃるかと思いますが・・・(笑)
ツェルニー練習曲の目的でもお伝えしましたが、膨大な数の単調な練習曲を音楽的に弾く必要が初心者には無いからです。
趣味の範囲で楽しく好きな曲を弾くのであれば、ツェルニー練習曲は必要ありません。
音階の練習であればハノンでももちろん出来ます。
勢いで買ってしまった!という方はぜひ100番練習曲からチャレンジしてみるのも良いかと思いますが、おそらく途中で挫折してしまいます。
順番に弾く必要はありませんので、その中で好きな曲や練習してみたい!と思う曲があればゆっくりと練習してみましょう♪
まとめ
趣味でピアノを楽しむ上で、やっぱり基礎力を維持させることも大事だと思います。
どんなに素敵な曲を弾こうとしても、指が動かなければやる気が起きませんし地道な努力を重ねて初め
て理想の音が出せるようになるんですよね♪
結論は以下の通りです!
ピアノ再開組
自分に必要な曲をピックアップして練習してみる!
ピアノ初心者
ツェルニーの練習は必要なし!挑戦してみる方は100番練習曲の中から好きな曲を練習!
ピアノ教室では絶対避けては通れないツェルニー練習曲。
趣味でピアノを楽しむ方も練習にツェルニーを取り入れることでより一層、技術力が上がることも期待できます。
大事なのは、無理の無い範囲で自分に合った方法で練習していくということですね♪
私もまだまだ練習中です。
みなさんもぜひ一緒に頑張りましょう!
今回ご紹介したのはこちらの3冊です♪