【アニメ『ピアノの森』感想】ショパンコンクール好きが観るべき理由

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「ピアノの森」は、実在の世界的ピアノコンクール「ショパン国際ピアノコンクール」を舞台にした、音楽アニメの傑作です♪

ピアノやクラシック音楽が好きな方なら、一度は名前を聞いたことがあるかもしれませんね。

本記事では、TVアニメ『ピアノの森』(全24話)を全話視聴した筆者が、その魅力をピアノファンの視点から徹底レビュー!

特に、リアルすぎる演奏シーンの魅力や、主人公・一ノ瀬海の“演奏担当者”にまつわる注目ポイントも解説しています。

「まだ観ていないけど気になっていた」「演奏は誰がしているの?」という方は、ぜひ最後までお読みください!

この記事を書いている人

アガサ
このブログの運営者及び管理人


3歳からピアノを始め、クラシック音楽歴は30年以上。結婚・出産を経て育児の合間にピアノを再開し、念願のグランドピアノも迎えました。
現在はピアノ教室向けのグラフィックデザイナーとして、全国の先生方をサポートしています。
ピアノとクラシックをこよなく愛する主婦が、音楽やピアノにまつわる情報を気ままに発信中です♪

この記事はこんな方にオススメ!
  • 「ピアノの森」が気になっているけど、観るか迷っている方
  • ショパンコンクールが好きで、アニメとの関連に興味がある方
  • 一ノ瀬海の演奏者が誰なのか気になって夜も眠れない方(笑)
  • ピアノ演奏をじっくり楽しめるアニメを探している方

※以下、ネタバレを含みますので未視聴の方はご注意ください。

目次

アニメ「ピアノの森」ってどんな作品?

あらすじと基本情報

『ピアノの森』は、ピアノを通して成長していく少年たちの姿を描いた音楽アニメです。

原作は一色まこと氏による同名漫画で、1998年から長年にわたって連載されていた人気作!

アニメはNHK総合で2018年に第1シリーズ、2019年に第2シリーズが放送されました(全24話)。

物語の主人公は、一ノ瀬海(いちのせ かい)という少年。

彼は森の中に捨てられた“壊れたピアノ”を独学で弾きこなすという、型破りな才能を持っています。

やがて彼は、名門音楽高校に通う同級生・雨宮修平(あまみや しゅうへい)や、個性豊かなライバルたちと出会いながら、世界最高峰の舞台「ショパン国際ピアノコンクール」へと挑んでいくことになります。

ジャンルとしては「クラシック音楽×青春×成長」。

ピアノのリアルな描写、葛藤を抱えたキャラクターたちの心情、そして迫力ある演奏シーンが見どころです!

ショパンコンクールが舞台という衝撃

「ピアノの森」の最大の魅力のひとつが、物語の終盤で描かれる「ショパン国際ピアノコンクール」です。

このコンクールは実在する世界最高峰のピアノコンクールで、5年に1度、ポーランドのワルシャワで開催されています。

アニメでは、このショパンコンクールに一ノ瀬海をはじめとする登場人物たちが出場し、世界中のライバルたちと熾烈な戦いを繰り広げます。

驚くべきは、アニメ内で使用されている演奏がすべて実際のプロピアニストによる演奏である点です。

登場キャラクター一人ひとりに対応した演奏者がいて、それぞれの個性を音で表現しています。

まるで本物のショパンコンクールを観ているような臨場感。

クラシック好き・ショパン好きにとっては、たまらない設定と演出です!

演奏が豪華すぎる!担当ピアニスト一覧

主要キャラクターと実際の演奏者

『ピアノの森』では、キャラクターの演奏を実際のピアニストが担当しています。

それぞれのキャラクターにぴったりの演奏者が選ばれており、アニメ作品としては異例の豪華さ。

しかも、ショパン国際ピアノコンクールの出場経験者まで名を連ねているというから驚きです!

以下が主要キャラクターとその演奏担当です!(敬称略)

阿字野壮介:反田恭平

作中で“元天才ピアニスト”として描かれる阿字野を担当するのは、2021年ショパンコンクール第2位という快挙を成し遂げた反田さん
力強さと深みを兼ね備えた演奏が、阿字野の内面に説得力を与えています。

雨宮修平:髙木竜馬

繊細で理知的な演奏が持ち味の雨宮を、日本人ピアニストの髙木竜馬さんが担当。
雨宮の真面目で几帳面な性格が、演奏スタイルにも見事に反映されています。

パン・ウェイ:牛牛(ニュウニュウ)

中国出身の天才ピアニスト・牛牛さんが担当。
鋭く張りつめた緊張感のある音作りは、孤高の天才・パン・ウェイのキャラクターと完璧に一致しています。

レフ・シマノフスキ:シモン・ネーリング

ポーランドの実力派ピアニスト!
2015年ショパンコンクールファイナリストでもある彼の演奏は、端正で詩的。
レフの気品あふれる演奏スタイルを見事に体現しています。

ソフィ・オルメッソン:ジュリエット・ジュルノー

フランス出身の女性ピアニスト。
作品中では華やかで技巧的なショパンを聴かせており、女性ならではのしなやかさとダイナミズムが魅力です。

こうして見ても、『ピアノの森』の制作陣がどれだけ本格志向だったかが伝わってきます。

アニメでありながら、世界最高峰のショパン演奏が毎回聴けという、クラシックファンにはたまらない構成になっています。

一ノ瀬海の演奏者は誰?私の推測とその根拠

『ピアノの森』の一ノ瀬海の演奏者については、公式のエンドクレジットにも明記されておらず、ファンの間でも長く話題となっています。

私自身、アニメを視聴しながら「誰が演奏しているのだろう?」と考えていましたが、演奏を聴くうちにあるピアニストの名前が浮かびました。

それは、阿字野壮介の演奏も担当している反田恭平さんです!

アニメ放送中に見つけた日本コロムビアの公式YouTube動画では、他のキャラクターの演奏者は顔が映っているのに対し、一ノ瀬海の演奏シーンは手元のみが映されています。

この映像を見て、指の動きや音色に反田恭平さんの特徴を感じたのです。

また、ショパン国際ピアノコンクールでの反田さんの演奏映像と比べてみると、特に「ピアノ協奏曲第1番」の演奏スタイルや音のニュアンスが非常によく似ていることがわかります。

公式発表はないため確定ではありませんが、多くのファンも同様に感じているようです♪

主人公と師匠の演奏者が同じという設定は、物語のテーマにも通じるものがあり、作品の深みをより感じさせてくれます。

こうした背景も含め、『ピアノの森』の演奏シーンは何度も繰り返して楽しみたくなる魅力の一つです。

感動ポイント3選!このアニメの魅力とは

主人公を取り巻く愛しい人々

『ピアノの森』が心を打つ最大の理由は、人間関係の温かさにあります。

主人公・一ノ瀬海のまわりには、阿字野壮介さんや雨宮修平さん、母の怜子さん、クラスメイト、そして後にライバルとなる若きピアニストたちが登場します。

彼らは単なる脇役ではなく、すべてが物語を動かす大切な存在として描かれています。

恩師の阿字野さんとの絆は「先生と生徒」という枠を超え、深く強い信頼関係で結ばれていきます。

幼なじみでありライバルの雨宮さんとの関係にも、競争と友情が複雑に絡み合っています。

どの人物にも迷いや葛藤がありますが、最終的にはお互いを認め合う姿がとても美しいのです。

現実の人生と同じように、誰一人として“完璧な人間”ではありませんが、だからこそ心を動かされます。

“ピアノの森”という特別な場所

タイトルにもなっている「ピアノの森」とは、主人公・一ノ瀬海が幼いころにひとりで遊び、ピアノを弾いていた森の中のピアノを指します。

壊れていて、本来なら音が出るはずのないそのピアノを、海は独自の感性で鳴らし、自分だけの音楽を育んでいきます。

この森は彼にとって単なる場所ではなく、音楽の原点であり、心の避難所でもあります。

大自然に包まれながら、形式や理論に縛られずに生まれた音は、生命力に満ちていて、見る人の心に直接響きます。

作中でもこの“森のシーン”は詩的に描かれており、音のない静寂とピアノの音が対比される演出がとても印象的です。

そこには都会のピアノ教室では味わえない、本来の“音楽の喜び”が詰まっています。

人間ドラマに心を揺さぶられる

『ピアノの森』は、単なる音楽アニメではありません。

音楽を通して、生きることそのものを描いた人間ドラマです。

主人公・海は、さまざまな困難を抱える環境の中で育ちながらも、その中で磨かれた感性と演奏で周囲を魅了していきます。

しかし、彼は自らの出自を言い訳にせず、音楽にすべてを込めて前に進みます。

その姿は清々しく、見る人に勇気を与えてくれます。

夢をあきらめた大人の阿字野さん、プレッシャーに苦しむ雨宮さん、孤独と戦うほかの参加者たちも、それぞれの痛みと成長を抱えています。

勝ち負けの世界でありながらも、音楽が心を救う瞬間が何度も訪れます。

そのたびに、アニメという枠を超えた「人生の物語」としての深みが感じられるのです。

ピアノ経験者として感じた残念ポイント

ドラマや映画でピアノ演奏シーンがあると、ピアノ経験者としてつい「これは実際に弾いていないな」と感じてしまうことが多いですよね。

体の揺れ方や腕の動きが不自然だったり、手元をあえて映さなかったりする演出もありますが、逆にそれが違和感になることも少なくありません。

細かい点ですが、ピアノを弾いたことがある方なら同じように感じるのではないでしょうか。

私はピアノ未経験の夫が「ピアノの演奏は全然気にならない」と言っていたので、未経験者にはあまり分からない部分かもしれません。

たとえばアクション映画などで代役だと明らかに分かると興ざめしてしまうことがありますよね。

それに比べると、『ピアノの森』は2Dアニメなのでそこまで違和感は感じませんでしたが、アニメーションにも表現の限界があると感じました。

演奏シーンではCGが使われていますが、細かい指の動きを完全に再現するのは難しいようです。

指の動きを捉えつつも、鍵盤を押すというより滑っているように見える場面があり、少し面白く感じました(笑)。

また、観客のシーンでは静止画が使われていたり、登場人物が同じ服装だったりするなど、アニメーションとしてはやや物足りない部分もありました。

ただ、そうした違和感も次第に気にならなくなり、むしろ「ピアノのアニメ」として楽しむことで、演奏シーンにより集中できると思います!

ピアノの魅力を感じながら観ると、作品の良さがより伝わってきますよ♪

「ピアノの森」はどんな人におすすめ?

ピアノが好きな人には絶対に刺さる!

『ピアノの森』は、ピアノ演奏のリアルな描写と繊細な音楽表現が魅力です。

ピアノが好きな方なら、主人公の一音一音に込められた感情や技術の細かさにきっと共感できるはず♪

演奏シーンの迫力や音楽への情熱が伝わり、心から楽しめる作品です。

ショパンコンクール好きにも響くアニメ

世界最高峰のショパン国際ピアノコンクールを舞台にしたストーリーは、コンクールファンにもたまらない内容です!

実際の演奏家の雰囲気や緊張感、舞台裏のドラマがリアルに描かれているため、ショパンコンクール好きの方には特におすすめです♪

音楽×成長物語を求める人に最適

『ピアノの森』は単なる音楽アニメではなく、主人公の成長や葛藤、人間関係が丁寧に描かれている点も大きな魅力です。

音楽を通じて自己と向き合い、夢に向かって歩む姿に感動し、共感できることと思います!

音楽と青春ドラマを両方楽しみたい方にぴったりの作品です(^^)

まとめ

『ピアノの森』は、ピアノ演奏の美しさや情熱に心を惹かれる方にとって、間違いなく刺さる作品です。

特に、ピアノを愛する人ならではの繊細な描写や音楽表現の豊かさが楽しめます!

また、世界的なショパン国際ピアノコンクールの雰囲気や緊張感がリアルに描かれているため、コンクールファンにも深く響くことでしょう♪

さらに、音楽を通じて主人公が成長し、葛藤を乗り越えていく姿は、多くの人の共感を呼び、感動を与えてくれます。

音楽だけでなく、人間ドラマとしても優れたストーリーが詰まっているので、幅広い視聴者におすすめできる作品です。

ぜひ『ピアノの森』の世界に触れて、心震える音楽と物語を体験してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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