
モインモイン!みなさん、こんにちは♪
ピアノ大好き主婦で管理人のアガサです^^
さぁ、12日間にわたって行われたショパン国際ピアノコンクールの予備予選がついに終了し、10月から始まる第1次予選に進む通過者が昨日発表されました。
今回は、その発表を受けての個人的な感想を少し綴っていこうと思います。
また、予備予選を免除された参加者についても少し触れていきます。
ぜひ最後までご覧ください♪
予備予選:2025年4月23日(水)〜2025年5月4日(日)
予備予選通過者発表:5月6日(火)17時30分(現地10時30分)配信あり
開会記念コンサート:10月2日(木)
1次予選:10月3日(金)〜10月7日(火)
2次予選:10月9日(木)〜10月12日(日)
3次予選:10月14日(火)〜10月16日(木)
本選:10月18日(土)〜10月20日(月)
上記は全て2025年4月23日時点での情報です。
変更となる場合がありますので必ず以下の公式サイトをご参照ください。


予備予選通過者(本大会進出者)が発表!
今回のショパン国際ピアノコンクール予備予選には、過去最多となる642名ものピアニストが世界中から応募しました。
その中から選ばれた28か国・162名の参加者がワルシャワにて予備予選で演奏し、厳正な審査の結果66名が第1次予選への進出を決めました。(予備予選免除者19名は後述します。)
以下に、予備予選通過者一覧を演奏順に掲載しています(演奏日も記載)。
なお、日本人通過者は太字で表記しています。
- David Khrikuli(ジョージア)1日目
- Antoni Kleczek(アメリカ/ポーランド)1日目
- 京増修史(日本)2日目
- Kwanwook Lee(韓国)2日目
- Luwangzi Li(中国)2日目
- Tianyou Li(中国)2日目
- Xiaoxuan Li(中国)2日目
- Zhexiang Li(中国)2日目
- Hao-Wei Lin(台湾)2日目
- Tianyao Lyu(中国)3日目
- Tiankun Ma(中国)3日目
- Xuanyi Mao(中国)3日目
- Ruben Micieli(イタリア)3日目
- Nathalia Milstein(フランス)4日目
- 中川優芽花(日本)4日目
- 中島結里愛(日本/韓国)4日目
- Fanze Yang(中国)4日目
- 西本裕矢(日本)4日目
- Vincent Ong(マレーシア)4日目
- 小野田有紗(日本)4日目
- Yehuda Prokopowicz(ポーランド)4日目
- Hao Rao(中国)5日目
- Zuzanna Sejbuk(ポーランド)5日目
- 島田隼(日本)5日目
- 進藤実優(日本)5日目
- 東海林茉奈(日本)5日目
- Vitaly Starikov (イスラエル/中立個人参加)5日目
- Gabriele Strata(イタリア)5日目
- Eva Strejcová(チェコ)6日目
- Ziye Tao(中国)6日目
- Eric Guo(カナダ)7日目
- Yubo Deng(中国)7日目
- Chun Lam U(中国)7日目
- Ryan Wang(カナダ)7日目
- Zitong Wang(中国)7日目
- Jan Widlarz(ポーランド)7日目
- Victoria Wong(アメリカ/カナダ)7日目
- Maiqi Wu(中国)8日目
- Yifan Wu(中国)8日目
- 山縣美季(日本)8日目
- 山﨑亮汰(日本)8日目
- Viet Trung Nguyen(ベトナム/ポーランド)8日目
- Yuanfan Yang(イギリス)8日目
- Yichen Yu(中国)9日目
- Yuewen Yu(中国)9日目
- Andrey Zenin(個人中立)9日目
- Jacky Xiaoyu Zhang(イギリス)9日目
- Yonghuan Zhong(中国)9日目
- Hanyuan Zhu(中国)9日目
- Jingting Zhu(中国)10日目
- Yanyan Bao(中国)10日目
- Michal Basista(ポーランド)10日目
- Kai-Min Chang(台湾)10日目
- Xuehong Chen(中国)10日目
- Hyo Lee(韓国)10日目
- Zixi Chen(中国)11日目
- Hoi Leong Cheong(中国/ポルトガル)11日目
- Diana Cooper(フランス/イギリス)11日目
- Athena Deng(カナダ)11日目
- YuAng Fan(中国)11日目
- Yang (Jack) Gao(中国)11日目
- Shuguang Gong(中国)12日目
- Wei-Ting Hsieh(台湾)12日目
- Xiaoyu Hu(中国)12日目
- Hasan Ignatov(ブルガリア)12日目
- Zihan Jin(中国)12日目
極度の緊張の中で素晴らしい演奏をされた皆さん、本当に本当にお疲れさまでした。
そして、通過された演奏者の皆さん、おめでとうございます!!!
通過された方々は、予備予選免除された19人とともに10月3日からの1次予選に進まれます。
予備予選通過者を見ての感想
通過者を見ての感想や演奏を振り返っての感想を綴っていきます。
通過された方々の共通点とは?
予備予選を終えてみて、通過された方たちにはいくつか共通点があったように感じます。
まずは、なんといっても安定したテクニックと音のコントロール力。
どんなに難しいところでも力任せにならず、細かい部分まできちんと丁寧に作られてるなぁという印象でした。
それから、ショパンらしさを大事にしつつも、それぞれの個性が自然とにじみ出ていたことも共通していたかも。
あとは、やっぱり音色の美しさと全体の構成力も大きかったと思います。
たとえ最初に緊張していたり、ちょっとしたミスがあったりしても、通して聴いたときにちゃんと“聴かせる流れ”がある、そんな演奏だった気がします。
・・・とはいえ、「この人は絶対通過するでしょ!」と思ってた方が通ってなかったりもするので、審査の基準って本当に謎。もう素人には分かりません!笑
個人的に残念だったこと
今回の予備予選では、他にも通過するだろうと思っていた方が通過していなかったり、逆に意外な方が通過されていたりと、驚きの連続でした。(ショパコンあるある。)
神原雅治さん、Shunshun Tieさん、Bowen Liさん、Yutong Sunさん、Shunshun Tieさん、Sung Ho Yooさん、奥井紫麻さん、岩井亜咲さんなどなど・・・。
期待していた方々も、惜しくも通過することができませんでした。
皆さん、素晴らしいピアニストですのでぜひ今後も更なる活躍に期待したいです!
また、特に応援している亀井くんのお名前がなかったのも、正直残念でしたしSNSでも残念なお声が非常に多かったですね。
とはいえ、まだエリザベート王妃国際音楽コンクールもありますし、亀井くんのこれからのご活躍を心より応援しています!
ひとつだけどうしても言いたいのですが(迷ったけど書きます!)、SNSなどで、名指しではなくとも明らかに亀井くんのことを指しているような批判的な投稿を目にすることがあります。
その他にも、通過できなかった演奏者の方々に対する批判的な意見も。
「やっぱり通過できるわけがない」といった、まるで正解を証明するかのような物言いに、なんとも言えない嫌な気持ちになってしまいます。
意見は人それぞれあっていいともちろん思いますし、意見をSNSに掲載するのも自由です。
が、それが誹謗中傷のような形になってしまっては、本来の音楽の喜びや尊さが薄れてしまいます。
そういった投稿を意図せず見てしまい、悲しい思いをしている方も多いかもしれませんが、あえて反応せず気にしないことが一番です。
非常に残念ですが、静かにブロックしましょう♪
反応することで同じ土俵に立ってしまうことのないよう、私たちは音楽そのものに素直に耳を傾けていきたいですね^^
自分が素敵だな、と思う感性を決して疑わず、応援し続けていきましょう。
この先も、彼らの音楽を聴いていける機会があることを願いつつ、アガサも引き続き応援していきたいと思います!
アガサの的中率は?
個人的なお話になってしまいますが、アガサが12日間綴った予備予選の感想ブログに「気になる方」という欄を作り「予備予選を通過しそうだな。この人の演奏好きだな。」と、思った方をリストアップしていました。
その方々がどのくらいの割合で通過したのか少し計算してみました。
アガサの的中率はなんと、「約48.5%」でした。(微妙。)
とはいえ、通過者の約半数は的中したので、応援していた方が半分通過したということで、嬉しいです^^
1次予選から参加する演奏者(予備予選免除者)は?
ショパンコンクールの予備予選免除者の規定が、今回から少し変更になりました。
これまでは公式がアナウンスした直近の該当するコンクールの入賞者が免除となっていましたが、今回から“直近の回”という指定がなくなりました。
尚且つ該当者の方の年齢制限をクリアした上で、ご自身がエントリーを申請した方のみとなっています。
要は、直近の回という縛りがなくなったので数年前に上位入賞した方もぼんぼんと出てくるということ。(これは、恐ろしい。)
以下に、その予備予選免除者を掲載します。
国際コンクールの実績により予備予選免除された方々なので、お名前の後ろに該当のコンクール名を記載していきます。
- Piotr Alexewicz(ポーランド)ポーランドショパンコンクール第1位
- Jonas Aumiller(ドイツ)浜松国際ピアノコンクール第2位
- Kevin Chen(カナダ)ルービンシュタイン国際コンクール第1位
- Mateusz Dubiel(ポーランド)ポーランドショパンコンクール第1位
- Alberto Ferro(イタリア)ブゾーニ国際ピアノコンクール第2位
- Adam Kałduński(ポーランド)ポーランドショパンコンクール第2位
- 小林海都(日本)リーズ国際ピアノコンクール第2位
- Mateusz Krzyżowski(ポーランド)パデレフスキ国際ピアノコンクール第1位
- 桑原志織(日本)ルービンシュタイン国際コンクール第2位・ブゾーニ国際ピアノコンクール第2位
- Hyuk Lee(韓国)パデレフスキ国際ピアノコンクール第1位
- Pedro López Salas(スペイン)パデレフスキ国際ピアノコンクール第2位
- Eric Lu(アメリカ)リーズ国際ピアノコンクール第1位
- Philipp Lynov(個人中立)パデレフスキ国際ピアノコンクール第1位
- Piotr Pawlak(ポーランド)ポーランドショパンコンクール第2位
- Anthony Ratinov(アメリカ)アメリカショパンコンクール第2位
- 牛田智大(日本)浜松国際ピアノコンクール第2位
- Andrzej Wierciński(ポーランド)ポーランドショパンコンクール第1位
- Krzysztof Wierciński(ポーランド)ポーランドショパンコンクール第2位
- William Yang(アメリカ)アメリカショパンコンクール第1位
牛田さんのお名前を見つけて、思わずホッとしました♪
前回のショパンコンクールでも素晴らしい演奏を聴かせてくださっていたので、今回も期待しています^^!
そして、個人中立として出場予定のPhilipp Lynovさん。
高松国際ピアノコンクールでも第1位に輝いた方です。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を生で聴いた時の、あの圧倒的な実力が今も忘れられません。
個人的にもとても注目している方のひとり。頑張って欲しいなぁと心から応援しています!
他にも錚々たるメンバーが勢ぞろいです!
予備予選を勝ち抜いた素晴らしい演奏者たちと肩を並べて、1次予選からいよいよ本格的な戦いが始まります。
これはもう、かなりの接戦になる予感。
楽しみしかありません!
まとめ
予備予選の全日程を終え、いよいよ本選へと進む演奏者たちの顔ぶれが出そろいました。
あの12日間の熱演の数々を思い返しながら、10月からの1次予選がますます楽しみになってきました!
惜しくも通過とならなかった方々の演奏にも深く心を動かされましたし、それぞれの音楽がしっかりと胸に残っています。
そして、予備予選を免除されている実力者たちも登場する1次予選。どんなドラマが待っているのでしょうか。
これからも、耳も心もたっぷり使って楽しんでいきたいと思います♪
最後までご覧くださりありがとうございました^^