「初めてのピアノ発表会、衣装はどうするの?」
娘が初めて発表会に出ることになったとき、私は思いのほか悩みました。
ドレス?ワンピース?靴はヒールあり?なし?
実際に用意してみると「これはちょっと失敗だったかも…」と思うこともあり、終わってからようやく気づくことも。
この記事では、私が実際に娘の発表会で経験したエピソードを交えながら、子どもの衣装選びで気をつけたい5つのポイントをお伝えします。
これから発表会を迎えるご家庭の参考になれば嬉しいです。
この記事を書いている人

アガサ
このブログの運営者及び管理人
3歳からピアノを始め、クラシック音楽歴は30年以上。結婚・出産を経て育児の合間にピアノを再開し、念願のグランドピアノも迎えました。
現在はピアノ教室向けのグラフィックデザイナーとして、全国の先生方をサポートしています。
ピアノとクラシックをこよなく愛する主婦が、音楽やピアノにまつわる情報を気ままに発信中です♪
- 初めて子供のピアノ発表会を迎える保護者の方
- 子どものピアノ発表会が初めてで、衣装選びに不安がある
- 動きやすさ・見た目・会場の雰囲気などをバランスよく考えたい
- 他の親がどんな風に衣装を選んでいるのか知りたい
衣装選びのポイント5選

発表会やコンクールで素敵な演奏をするために、衣装選びはとても大切です。
ここでは、実際の体験をもとに女の子・男の子両方のお子さまに役立つ衣装選びのポイントを5つにまとめてご紹介します。
以下で、具体的に説明していきます♪
上半身が動きやすい衣装にする
演奏中に身体がしっかり動かせることは、良いパフォーマンスの基本です。
特に腕や肩がスムーズに動くかどうかを意識して、衣装を選びましょう。
動きづらい服は演奏に支障をきたすことがあるため、素材やデザインをよく確認してください。
女の子の場合

長袖ドレスの袖口がゆったりしすぎていると邪魔になるので、ノースリーブがオススメ!
半袖や七分袖の場合はタイトな袖口がおすすめです。寒い季節はボレロなどで調節しましょう♪
男の子の場合
男の子の衣装はジャケットやシャツが中心ですが、肩まわりが窮屈なデザインは避けましょう。
ストレッチ素材のシャツや動きやすいパンツを選ぶと快適です。冬場は薄手のセーターやベストを重ね着しても良いでしょう♪
衣装の丈は年齢や体格に合わせて選ぶ
女の子の場合

幼児〜小学校低学年のお子さまには、膝上のミニ丈や膝丈(ミディ丈)が動きやすくおすすめです。
裾が長すぎると歩きづらかったり、つまずく心配があります。
小学校高学年以上になると、ロング丈のドレスでお姉さんらしい落ち着いた印象にするのも素敵です。
ミニ丈はこのようなドレスがオススメ
男の子の場合
男の子は基本的にパンツ丈がポイントになります。
裾が長すぎて床に引きずると動きにくいので、ジャストサイズかやや短めを選びましょう。
ズボンの裾がくるぶし近くまであるのが理想的です。
ジャケットも長すぎると動きにくいので、体に合ったサイズを選びましょう。
スーツとYシャツなども全てセットになっていてお手軽♪
会場によって衣装を決める
ピアノ発表会の雰囲気や規模は会場によってさまざまです。
格式あるホールでの発表会と、アットホームな教室内発表会とでは、求められる衣装のフォーマル度が異なります。
演奏する場にふさわしい服装を意識することで、演奏者としての印象も良くなります♪
女の子の場合
大きなホールではドレスなどフォーマルな衣装が映えますが、小さめの会場ではボリュームのあるドレスはかえって浮いてしまうことも。
場所に応じて、シンプルなワンピースやドレス風のセットアップを選ぶと、ちょうどよいバランスになります。
綺麗めワンピースはこんな感じ♪
男の子の場合
ホールではスーツやタキシード風スタイルが定番ですが、小規模な会場ならシャツとベスト、蝶ネクタイ程度でも十分フォーマルに見えます。
会場の雰囲気や周囲の参加者とのバランスを考えて選びましょう♪
靴はペダル操作や足の動きに配慮する
ピアノ演奏において、足元の安定はとても重要です!
特にペダルを使う曲では、靴の選び方が演奏のしやすさに直結します。
大きすぎたり、滑りやすかったりする靴は避け、足にフィットするものを選びましょう。
女の子の場合
ヒールが高すぎる靴や、足首のストラップが固い靴はペダル操作の妨げになります。
ローヒールで滑りにくい靴底のパンプスやストラップシューズがおすすめです。
見た目も大切ですが、まずは演奏しやすさを優先しましょう。
ストラップ付きだと脱げる心配がなくてオススメ!
男の子の場合
ローファーや革靴風のシューズが定番ですが、底が固すぎる靴や大きめサイズは避けましょう。
ペダルにきちんと足が届き、滑りにくく踏みやすい靴がベストです。
靴下は、ずれにくいものを選ぶと、演奏中も安心です!
こんなフォーマルな靴がオススメ♪
地味すぎない色や素材・装飾を選ぶ
発表会で使われるピアノは、ほとんどの場合黒色のグランドピアノです。
そのため、衣装が真っ黒・無地・装飾なしだと、ピアノと同化してしまい、舞台上で目立ちにくくなってしまいます。
せっかくの晴れ舞台なので、写真や動画でもしっかり映える衣装選びを意識すると安心です。
女の子の場合
黒やネイビーなど落ち着いた色合いを選ぶときは、スパンコールやビーズ、リボンなどの装飾があるデザインがおすすめです。
また、キラッと光るヘアアクセサリーやネックレスなどの小物でアクセントを加えると、より華やかな印象になります。
一方で、ベージュやアイボリーなど肌の色に近い淡い色合いは、照明の下でぼんやりと見えてしまうことがあるため、
少し濃いめのピンクやブルーなどのカラーを選ぶと、写真や動画でも存在感が出やすくなります。
男の子の場合
男の子の衣装は黒やグレー、ネイビーなどのスーツスタイルが定番ですが、
全身が暗めの色だとピアノと同化しがちなので、明るめのシャツや蝶ネクタイ、ベストなどでバランスを取るのがおすすめです。
特に白シャツ+濃い色の上下+小物で差し色を加えると、舞台上でも自然と引き立ちます。
装飾が多すぎる必要はありませんが、質感や小さなアクセントを意識することで、きちんと感と舞台映えの両立ができます。
衣装選びで失敗しないためには?

「可愛いと思って買ったけど、当日着られなかった」「練習の時に着せたら全然弾けなかった…」といった“衣装選びの落とし穴”も意外と多いもの。
ここでは、初めての発表会でも衣装選びで失敗しないためのポイントを3つに絞ってご紹介します。
以下で、詳しく解説します。
衣装は早めに準備しすぎない
お子さまの成長はあっという間。
特に10歳前後になると、急に身長が伸びたり体型が変わったりする時期に入ります。
そのため、あまりに早い段階(半年前など)で購入すると、当日にサイズが合わないというケースも…。
対策のポイント
- 購入の目安は発表会の1か月前がベスト
- 早めに購入したい場合は、やや大きめサイズを選ぶ
- 調整可能なデザイン(背中が編み上げ、ウエストリボン等)だと安心
大人と違い、数か月で大きく変わる子どもだからこそ、「今ぴったり」より「少し余裕」が大切です!
衣装を着て本番同様に練習しておく
普段着慣れていないドレスや靴での演奏は、想像以上に子どもにとって負担になることも。
私の娘も初めての発表会では、本番1週間前に初めて衣装と靴を着用して練習したのですが……正直、うまく弾けませんでした。
- スカートのボリュームに戸惑って椅子に座りづらい
- 靴が思ったより滑ってペダル操作に集中できない
このような「着用して初めて気づく問題点」もあります。
対策のポイント:
- 衣装と靴が準備できたら、最低でも2週間前から練習で着用
- 椅子の高さや靴のグリップ感もチェック
本番と同じ環境で練習しておくことで、安心して舞台に立てる自信にもつながります。
ネットで購入する場合は必ずレビューをチェック
今や、衣装はネットで簡単に手に入る時代。
特に地方在住の場合、店舗で実物を見ることが難しく、ネットショッピングがメインになるご家庭も多いでしょう。
私も毎回ネットでドレスを購入していますが、そこで重視しているのが「購入者のレビュー」です。
ネット購入の落とし穴
- 試着ができないため、サイズ感が読めない
- 商品ページと実物の質感や色味が異なる場合がある
- ショップによっては対応が遅い、品質が安定しない
対策のポイント:
- ショップの評価(星の数)とレビュー件数を確認
- 商品のレビュー欄で「実際に着せた人」のコメントを参考にする
- 不安な場合は、問い合わせ対応が丁寧なショップを選ぶ
例えば、「サイズ通りに買ったら小さかった」「届いたドレスにほつれがあった」といったリアルな口コミには多くのヒントがあります。
私は悪い評価が10件以上あるショップでは基本的に購入しないようにしており、トラブルもほとんどありません。
まとめ

お子さまのピアノ発表会は、日々の練習のサポートをはじめ、衣装の準備や当日の送迎まで、保護者の方にとっても大きなイベントですよね。
私自身、毎年準備をしているつもりでも、当日はなぜかバタバタ…。
それでも、ステージで一生懸命演奏する姿を見ると、すべてが報われるような気持ちになります。
そんな晴れの舞台にふさわしい衣装は、お子さまの気持ちを高める大切なアイテム。
ぜひ、お子さまの希望を尊重しつつ、保護者の方にとっても無理のない方法で準備を進めてみてください♪
この記事が、衣装選びに悩む保護者の方のヒントや参考になれば嬉しいです。
お子さまの発表会が、笑顔あふれる素敵な一日になりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

